「本当に謙虚なんだ」MLB251勝の伝説投手が再び大谷翔平を激賞！ ルース越えの「史上最高の選手」たる理由とは？

投打で球界最高クラスのパフォーマンスを披露している大谷（左）。この偉才を、かつてヤンキースで活躍した左腕サバシアが絶賛した。(C)Getty Images

　大谷翔平（エンゼルス）に敬意を表する人々はごまんといるが、彼ほどこよなく愛する球界レジェンドはそうそういないだろう。かつてヤンキースなどで活躍したC・C・サバシアだ。

【動画】敵打者もお手上げ！ 大谷翔平が見せた紳士的タッチアウトをチェック

　メジャーリーグでは通算251勝を挙げ、2007年にはサイ・ヤング賞も手にしたサバシア。2000年代を代表する大投手である彼は、これまでも二刀流で異彩を放つ日本の天才を賞賛してきた。自身の後輩にあたるアーロン・ジャッジがアメリカン・リーグのMVP争いを演じた際には「この地球上で最高の選手だ！」と大谷を推挙したほどだ。

　サバシアは今季も大谷に賛辞を送っている。現地6月8日にアメリカのスポーツアナリストであるパット・マカフィー氏のポッドキャスト番組『The Pat McAfee Show』に出演した際に、「野球の歴史のなかでも、ショウヘイは最高の選手だ」と断言した。

　番組内で往年の大打者であり、“野球の神様”と称されるベーブ・ルースと大谷の比較に話が転じても、サバシアの意見はぶれない。「オオタニはこれだけ色んな選手がいるなかで、リーグトップ5の打者であり、投手としてもトップ5だ」と持論を展開した。

「今はルースがいた昔と比べて最高の選手が色んな国から集まっている。今は平然と105マイル（約168.9キロ）投げるピッチャーがいる。バッターのなかには今まで飛ばしたことのないような場所に打つ選手がいる。彼は、そのなかでも最高の選手なんだ」

　さらに「ショウヘイは（球界で）最速で、一番打球も飛ばすし、一番速い球だって投げてしまうんだ。一人だけリトルリーグでプレーしている感じなんだ。間違いなく彼は最高の選手だ」と強調したサバシアは、実際に大谷と会話を交わした際のエピソードも披露している。

「俺はショウヘイと何回か会話をしたことがあるけど、本当にびっくりするくらいに謙虚なんだ。それに彼は毎日プレーするために何を準備しないといけないか理解している。本当にクレイジーだよ」

　球界の酸いも甘いも知るサバシア。そんな彼をしてここまで言わしめる大谷はやはり稀有な存在だと言えそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]