大宮が4500万円要求か「買取OP下回る」奥抜侃志ポーランド完全移籍交渉続く

2023年6月12日(月)6時51分 FOOTBALL TRIBE

奥抜侃志 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグ大宮アルディージャからポーランド1部グールニク・ザブジェへ期限付き移籍中のMF奥抜侃志には、完全移籍への移行により来季もザブジェでプレーする可能性が浮上。現地メディアがクラブ間交渉の内容を伝えている。


 奥抜は昨年8月に大宮からザブジェへ期限付き移籍。9月5日のリーグ戦でデビューすると、その後は今年2月にかけてリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。シーズン終盤はベンチスタートの機会が多かったが、リーグ戦26試合の出場で4ゴールをマーク。元ヴィッセル神戸所属FWルーカス・ポドルスキとともにチームをけん引。ザブジェへの期限付き移籍期間は今月末に満了を迎える。


 ポーランドメディア『SportoweFakty』の報道によると、奥抜と大宮の契約期間は2024年1月までであるとのこと。同メディアは買い取りオプションの設定額を40万ユーロ(約6000万円)とした上で「彼はザブジェが自分に投資する価値があること、長期契約を結ぶ価値があることをすでに示している。ザブジェと大宮の交渉は進行中であり、今後数週間以内にどうなるか分かるだろう」と伝えている。


 一方でポーランドメディア『Dziennik Zachodni』は、クラブ間交渉が進んでいることを伝えつつも「大宮は30万ユーロ(約4500万円)を要求している」と報道。買い取りオプション設定額を下回る金額で合意に達する可能性があるようだ。


 なおザブジェは一時残留争いに巻き込まれたものの、ポドルスキの活躍もありシーズンの終盤8試合で無敗。2部降格圏内の16位ヴィスワ・プウォツクから勝ち点11差の6位でシーズンを終えている。


 また奥抜本人は先日、ポーランド国内メディアのインタビューで「来シーズンもヨーロッパでプレーするために、ポーランドのピッチでベストを尽くすというのが、僕の目標なんです。ザブジェでもっと長くいたいですね」と残留の意向を表明している。

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