「燃えた」パラグアイ戦から見えた山口蛍の光明「バランスがすごく良かった」

2018年6月16日(土)7時15分 サッカーキング

山口蛍は勝利したパラグアイ戦から確かな手応えをつかんでいた [写真]=Getty Images

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 日本代表は15日、2018 FIFAワールドカップ ロシアに向けて、ベースキャンプ地のカザンで練習を実施。メディアの取材に応じた山口蛍は、西野ジャパン初勝利となったパラグアイ戦を振り返った。

 初めての大役だった。西野朗監督が日本代表に就任し3試合目となった国際親善試合・パラグアイ戦、山口はキャプテンを任された。「燃えました」という大役に、持ち前のアグレッシブな守備で応えると、4−2の勝利に貢献した。さらに、この試合ではもう1つの手応えをつかむことができた。2ボランチの相方としてともに先発を飾った柴崎岳の存在だ。自分とはタイプが異なる柴崎とのコンビネーションを、山口は「やりやすい」と語る。

「岳には攻撃的な部分があって、自分は守備的なのでバランスがすごく良かったと思う。岳が攻撃的に行けるようにサポートしたいと思っていたし、岳も攻撃的に行きたいという話は結構したので、だったらはっきり守備をしようと」

 互いの特徴を理解し合い、話し合うことで、精度が高いコンビネーションは生まれた。パラグアイ戦では前半に1失点してハーフタイムに突入。そこでも2人は「前半は少し距離感が遠かったので、ハーフタイムに後半は距離感を詰めようと話した」と、改善策を探った。結果、後半は日本が完全にペースをつかみ、西野ジャパンの初勝利、そして、ロシアW杯本戦へ弾みを付ける白星を手にした。

 15日、日本代表は公開される予定だった練習を、冒頭15分を除いて非公開練習に変更。セットプレーなどを確認し、コロンビア戦へ万全の状態を目指している。パラグアイ戦同様、守備での貢献が期待される山口は、「個で守り切れない部分もある。そこは組織で守っていくしかないので、この対決にならないように組織の勝負になるようにしたい」と、改めてチーム全体でディフェンスすることの重要性を強調した。

 日本代表は19日、グループステージ初戦でコロンビア代表と対戦する。

サッカーキング

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