フェルスタッペン「難コンディションを把握し、ひとつも判断ミスをしなかったことでPPを獲れた」レッドブル/F1第9戦

2023年6月18日(日)16時10分 AUTOSPORT web

 2023年F1カナダGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは今季5回目のポールポジションを獲得、セルジオ・ペレスは12番手だった。


 雨の影響で予選は不安定なコンディションのなかで行われた。Q2でわずかの時間、ソフトタイヤに適したコンディションになった時、フェルスタッペンは良いタイミングでソフトで好タイムを出したものの、ペレスはうまくそのチャンスをつかむことができず、Q2敗退となった。Q3でフェルスタッペンは序盤からトップに立ち、タイムを削っていった。途中赤旗が出て、セッションが再開した時には雨が激しさを増しており、誰もフェルスタッペンのタイムを更新することができず、フェルスタッペンはそのままポールをつかんだ。


■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 1番手(1分23秒106:インターミディエイトタイヤ/22周)
予選 1番手(Q1=1番手1分20秒851:インターミディエイトタイヤ/Q2=2番手1分19秒092:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分25秒858:インターミディエイトタイヤ)

2023年F1第9戦カナダGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)


 今日は正しいタイミングで正しい判断を下した。天候が刻々と変化するなかで、チームと適切なコミュニケーションを取ること、状況を把握し続けることがとても重要だった。僕たちは自分たちがやりたいことを明確にしていた。難しいコンディションにもかかわらず、マシンをプッシュすることができたのはよかったよ。


 このコースが大好きだ。ウエットだとより一層チャレンジングになる。


 明日何が起こるかを予想するのは難しい。今朝走ったロングランではとても良い感触を持った。決勝で良いペースを発揮できるといいね。長いレースのなかで、いろいろなことが起こり得るから、物事をしっかりコントロールする必要がある。


(予選後の会見で語り)ウエットの時はコンディションを把握することが重要だ。コース上にものすごく滑りやすい部分がいくつかあった。そんななかで、僕たちはすべてのことに関して正しい判断を下した。ラップタイムを出すのに適したタイミングでコースを走ることができたし、そうやってポールを取ることができてうれしい。

2023年F1第9戦カナダGP セルジオ・ペレス(レッドブル)


■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 17番手(1分25秒857:インターミディエイトタイヤ/20周)
予選 12番手(Q1=9番手1分22秒151:インターミディエイトタイヤ/Q2=12番手1分20秒959:インターミディエイトタイヤ)


 今日一番の課題は、タイヤを正しいウインドウに入れることだった。最初はうまくいっていたが、コンディションの影響を受けた。雨が降った後、乾き始めた時にスリックタイヤに換えたのだが、おそらく半周ほど遅すぎた。良いトラックポジションを得ることができず、タイヤの温度が上がったと思ったら、雨が激しくなり始め、手遅れになった。その後、インターに履き替えたが、ラップタイムを更新するには雨が強すぎた。


 昨日はポジティブな一日だった。今日はウエットのなかで予選に向けて多くのことを理解できたので、それはとても励みになった。本来ならもっと上の順位を確保できたはずだが、こういうコンディションだと、タイヤに関して運に左右される面もあり、トリッキーな状況だった。


 明日の目標は決勝のなかでポジションを上げていき、良い結果を出すことだ。レース中には何が起きてもおかしくない。今夜、懸命に取り組んで、ダメージを最小限に抑えたい。

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