Juju、初挑戦となるSUGOへ。事前のシミュレーターやF3での練習で担当エンジニアも手応え

2024年6月21日(金)21時10分 AUTOSPORT web

 6月22〜23日に宮城県のスポーツランドSUGOで行われる全日本スーパーフォーミュラ選手権。今季、日本人女性初&史上最年少で参戦を開始したJujuは、国内トップフォーミュラ3レース目を迎える。BOSS GP参戦のためヨーロッパに滞在する時間も多く、多忙な日々を過ごしているようだが、その中でも今回のSUGOに向けては事前準備をしっかりとできている様子だ。


 前回のオートポリスでは燃料系トラブルが発生して、フリー走行の大半を走れずに終えたJuju。それが影響し予選・決勝ともにセッティングを詰めきれないままレースウイークを終えた。


 そこからチームのミーティングやシミュレーターなど、SUGOに向けた準備してきた中で、53号車担当の平野亮エンジニアは手応えを感じている。


「チームとのミーティングもしっかりできていますし、向こう(BOSS GP)のオンボード映像とかを見させてもらったり、F3車両で練習した時のロガーデータも見させてもらって『ここが課題だよね』というところを洗い出してシミュレーターでひとつひとつ潰していくということをやって、最終的に『良いじゃない』という方向に持って行けています」と平野エンジニア。


 そこで集まったデータをもとに、シミュレーターを使って課題克服に取り組んできたという。


「社内にあるシミュレーターも使って、鈴鹿での課題、オートポリスでの課題を潰しながらSUGOに合わせることができています。クルマのセットアップに関しても、昨年の大湯(都史樹)の(ポールを獲った)予選セットがあるので、そこ合わせ込んでトレーニングをしてきたので、『意外と良いのではないかな?』というところはあります」


 彼女がヨーロッパに行っている間も逐一コミュニケーションはとっていたとのことで「Jujuがヨーロッパにいる時もオンラインでミーティングをしたりしていたので、『彼女が向こうに行っているから準備の時間が取れない』というネガティブな感じはなかったですね。今週も着々といきたいです」と、平野エンジニアはかなり前向きだった。


 今回のレースに向けてF3車両を使ってSUGOでの実走行を経験できたというJuju本人は、「1日だけ走ることができて、その時は調子良かったので、今週末のレースが楽しみですね。オートポリスのレースが終わってから、チームみんなでできることはやってきたので、しっかりとベストを尽くしたいなと思います」とコメント。ドライバーブリーフィングが終わると、チームメイトの松下信治やエンジニア陣と一緒に、トラックウォークに出かけていった。


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