FIA F2第5戦フランス レース2:デ・フリースが2018年シーズン初優勝。ポールスタートの牧野に不運

2018年6月24日(日)20時12分 AUTOSPORT web

 6月24日(日)、フランスのポール・リカール・サーキットでFIA F2第5戦のレース2が開催され、ニック・デ・フリース(プレマ)が優勝。日本の福住仁嶺(アーデン)は12位、牧野任祐(ロシアンタイム)はリタイアだった。


 スプリントレースとして行われるレース2の周回数は21周、タイヤ交換の義務はない。


 昨日行われたレース1で3位フィニッシュを果たしたロベルト・メリ(MPモータースポーツ)だったが、レース後の車検でタイヤの内圧不足が発覚し失格。牧野が8位に繰り上がり、レース2はポールポジションからスタートすることとなった。


 その牧野はスタートで出遅れてしまう。次々と後方スタートのマシンに交わされ、5番手にポジションを落とす。一方、2番手スタートのニコラス・ラティフィ(ダムス)は好スタートを決め、トップでオープニングラップを終えた。


 4周目のミストラルストレートで、ルイス・デルトラズ(チャロウズ)がラティフィを交わしトップに立つ。ペースの上がらないラティフィは6周目、デ・フリースにも交わされ3番手に後退する。


 7周目、牧野が突如スローダウン。マシントラブルに見舞われリタイアを喫しレースを終えてしまった。


 トップ争いが動いたのは13周目、2番手のデ・フリースがミストラルストレートのシケインでデ・フリースをオーバーテイク、トップに立つことに成功する。


 レース終盤、6番手争いが激化する。16周目、ノリスがシケインでセルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)に仕掛けるも、行き場を失いオーバーラン。続く17周目には再びノリスがセッテ・カマラを捉え、シケインでオーバーテイク。6番手に浮上してみせた。


 ペースの上がらないラティフィは20周目、アントニオ・フォコ(チャロウズ)に交わされ、さらに最終ラップの1コーナーではノリスにも交わされる。その際にブレーキをロック、タイヤを痛めてしまい、8位フィニッシュとなった。


 13周目にトップに立ったデ・フリースがそのまま逃げ切り優勝。2位にデルトラズ、3位にルカ・ギオット(カンポス)がつけた。


 レーススタート時にエンジンストールを喫し、ピットスタートを強いられた福住は、ポジションを上げ12位でレースを終えている。


 FIA F2第6戦は6月30〜7月1日、オーストリアのレッドブルリンクで開催される。


■FIA F2第5戦フランス レース2 順位結果























































































































































PosNoDriverTeamTime/Gap
14N.デ・フリースプレマ・レーシング38’28.325
220L.デルトラズチャロウズ9.648
314L.ギオットカンポス9.870
421A.フォコチャロウズ16.678
519L.ノリスカーリン17.752
618S.セッテ・カマラカーリン20.405
75A.アルボンダムス20.732
86N.ラティフィダムス24.445
917S.フェルッチトライデント35.726
1015R.ニッサニーカンポス41.643
1111M.ギュンターアーデン49.489
1212福住仁嶺アーデン53.765
1316A.マイニトライデント59.010
141A.マルケロフロシアンタイムDNF
159R.メリMPモータースポーツ1Lap
1610R.ボシュングMPモータースポーツ1Lap
178G.ラッセルART2Laps
183S.ゲラエルプレマ・レーシング2Laps
NC2牧野任祐ロシアンタイムDNF
NC7J.エイトケンARTDNS


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