F1フランスGPのバトルでコースオフしたノリス、リカルドとの話し合いを希望「彼の動きはアグレッシブすぎた」

2021年6月24日(木)15時36分 AUTOSPORT web

 マクラーレンのランド・ノリスは、F1フランスGP序盤のダニエル・リカルドとのバトルについて語り、リカルドの動きはアグレッシブすぎたとして、チームメイト同士で話し合いをする必要があるとの考えを示した。


 ポール・リカールでノリスは8番グリッドを獲得。しかし決勝オープニングラップで、後ろのフェルナンド・アロンソとリカルドに抜かれた。


 ノリスは2周目に入ると、リカルドに並びかけ、2台は一緒に1コーナーに飛び込んでいったが、ノリスは接触を避ける形で右側のランオフエリアに飛び出し、リカルドの後ろでコースに復帰した。この時のリカルドの動きはアグレッシブすぎたと、ノリスは感じている。


「アグレッシブすぎた。ダニエルに対して悪い感情はないけれど、彼はああいう動きをするべきではなかったと思う」とノリスはレース後に語った。ノリスは5位、リカルドが6位で、マクラーレンはフランスGPでダブル入賞を果たした。


「もちろんそれがレースであり、僕が彼の立場なら、同じことをしたかもしれない。でもあの時、僕は縁石の端にいた」


「右側がターマックか何かなら、文句を言ったりしないだろう。でも、バンプがあり、バイブレーションが起きて、コーナーを曲がり切れず、直進するしかなかった。彼に押し出されたからだ」


「文句を言いたいわけではないけれど、話し合いはするつもりだ」

2021年F1第7戦フランスGP ダニエル・リカルドとランド・ノリス(マクラーレン)

 ノリスは第1スティントを長めに走る戦略を生かし、レース残り20周のところでリカルドを楽にオーバーテイクした。


「戦略がうまくいった部分が大きかったと思う」とノリスは語った。「第1スティント終盤には、タイヤに苦しんだ。とても悪い状態だったんだ」


「それでも最初のスティントの終盤にクリーンな状態で走れたことで、ピットアウトした時、前のドライバーたちにかなり近い位置でコースに戻ることができた」


「彼らのタイヤはかなり摩耗していたため、アタックして抜くのはかなり簡単だった。チームも僕も良い仕事をしたと思う。だからすべてがうまくいった」


 第8戦と9戦はオーストリアのシュピールベルクで開催される。2020年のオーストリアでの開幕戦で、ノリスは3位でフィニッシュ、F1キャリア初の表彰台を獲得した。続く同地でのシュタイアーマルクGPでは5位を獲得している。


「昨シーズンのオーストリアでは2戦連続で強力な結果を出したから、今回も同じような週末を2回送れるといいね」とノリスは語った。


「とはいえ先走ってはいけない。マシンやタイヤなど、去年とはたくさんのことが違っているからね」


「この2戦に集中し、フランスで達成したようなリザルトを2回出すため、努力して一歩ずつ前に進んでいく。予選のパフォーマンスを改善することにも取り組んでいくつもりだ」

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