中上貴晶「上位で戦うためのフィーリングはまだ見つかっていない」/第8戦オランダGP2日目
2023年6月25日（日）10時12分 AUTOSPORT web
6月24日、2023年MotoGP第8戦オランダGP MotoGPクラス2日目のセッションがオランダのTTサーキット・アッセンで行われ、中上貴晶（LCRホンダ・イデミツ）は予選で14番手を獲得し、スプリントレースは12位で終えている。
初日と同様、雲が多く広がる天候の下で走行が行われた。予選Q1では中上はフロント、リヤともにソフトタイヤでアタックを開始。一度目のアタックでは、早々に初日の自己ベストを0.438秒上回る1分32秒497をマークする。終盤に再度アタックを試みるが、それ以上のタイム短縮は叶わず、そのまま14番グリッドが確定した。
午後のスプリントレースは気温28度、路面温度40度のドライコンディションでスタート。フロントにミディアム、リヤにソフトタイヤで挑んだ中上は、スタートでひとつポジションを落としてしまうが、3周目には13番手に浮上する。その後、前を走るヨハン・ザルコ（プリマ・プラマック・レーシング）とバトル展開を繰り広げ、早々に交わしてひとつポジションを上げると、最後までそのまま順位を守り切って12位でチェッカーを受けた。
ポイント獲得とはならなかったが、しっかりと完走を果たした。日曜日に行われる決勝レースは、スプリントレースで得た情報を活かし、さらなるポジションアップとポイント獲得に向けて準備を進めていく。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶（予選：14番手、スプリントレース：12位）
「今日は誰にとっても厳しいレースでした。その中でベストは尽くしましたが、上位で戦うためのフィーリングはまだ見つかっていません。自分たちのベースをしっかり理解し、マシンの改善を続けていく必要があります」
