【550円で子どもの夏の思い出を】浦和レッズが7月8日のFC東京戦で『GoGoReds!デー』を開催！

　浦和レッズが7月8日（土）J1リーグ第20節のFC東京戦において、4年ぶりとなる『GoGoReds!デー』を開催する。この試合は小中高生の指定席全席種（ビジター指定席は除く）が、「GoGoReds!（ゴーゴーレッズ）」にちなんで特別価格の550円で販売されている。

「浦和レッズを応援する子どもたちにサッカーの面白さを知ってほしい」という思いから2016年にスタートした同イベントは、今回で5回目の開催となる。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で2020年からの3年間は実施を見送っていたが、今年4年ぶりの開催が決定。5万3951人の来場者を集めた第1回以降も反響が大きく、過去4回で平均4万5000人に迫る集客を実現している。今回のチケットもすでに4万枚以上のチケット発券があり、一部の席種はすでに完売になっているとのことだ。

　当日はファミリーや子どもたちが1日中楽しめるイベントが盛りだくさんだ。南広場ともみの木広場で「キッズワンダーランド」が開催され、ジャンボ遊具の設置やキッズ向けのワークショップのほか、甘口カレーやかき氷など親子で楽しめるグルメが販売される。また、夏本番を迎えるこの時期の試みとして「レッドガーデン」が登場。これは熱中症対策の一環で、来場者に心地よく快適な空間を提供するため、南広場に大型テントを並べて「日陰」をつくる。

『GoGoReds!デー』の過去の試合では、小中高生の来場比率が通常の試合の2倍近くになったというが、この取り組みの真の目的は「一見さん」を増やすという目先の観客増ではない。あくまでも「浦和レッズを好きになってもらうための施策」、すなわち未来のレッズサポーターにスタジアムに来てもらうことにある。ポリシーとして普段、招待やチケット割引を積極的に行わない浦和が、550円という特別料金チケットを販売するのは、まずスタジアムの楽しさを知ってもらうため。ファミリー層や児童・学生が試合観戦に訪れるきっかけをもってもらい、試合前はイベントでワクワク感を、試合中はスタジアム全体が醸し出すヒリヒリ感を体験してもらう。施策の根底にはそうした願いがある。

　今回を含め、浦和はそのきっかけづくりのため、積極的に場外イベントを開催しているが、試合そのものやピッチ・スタンドの空気を大事にするという基本姿勢は変わらない。ウォーミングアップので選手がピッチに登場する時間には、場外のイベントはすべて終了。訪れたファン・サポーターに試合に集中してもらい、試合前後を含むスタジアムの雰囲気や臨場感、浦和ならではの熱い応援を体感してもらうことで、それに魅了された子どもたちは「また試合を観に来たい」と思うはずだ。

　注目の『GoGoReds!デー』は7月8日（土）開催。当日は埼玉スタジアムの至るところで、ファミリーや子どもたちがイベントを楽しみ、試合に熱狂する姿を見ることができそうだ。