来日してなかったら巨人は今季終了していた!? 途中加入助っ人・ヘルナンデスの「次なる野望」
2024年7月5日(金)17時50分 ココカラネクスト
好調を維持するヘルナンデスは、間違いなく巨人の救世主になっている(C)産経新聞社
ここまでやるとは誰がいったい予想したことでしょうか。
巨人に途中加入した助っ人のエリエ・ヘルナンデスです。ドミニカ共和国出身の29歳はメジャーリーグでの際立った実績こそないものの、開幕前に電撃退団したオドーアの穴を埋める形で5月中旬、緊急来日しました。
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イースタン・リーグでの調整3試合こそ10打数1安打だったものの、交流戦開幕から1軍に合流すると、ここまで27試合で打率.348、5本塁打、17打点のハイアベレージをマーク。得点圏打率も.355とチャンスに強く、右投手、左投手ともに打率3割超えと、ファンから「救世主」との声が挙がるのも自然な流れと言えるでしょう。
巨人担当記者は言います。
「今季から船出した阿部巨人ですが、3・4月のチーム打率が.227と低迷。5月も.230と上向かず、投手陣の力投むなしく打線が見殺しにする例が多々あり、ファンの間からも打力強化を望む声が挙がっていました。そんな中で、あのままヘルナンデスが加入しなかったら、今頃順位はどうなっていたことか。パ・リーグにおける西武ほどではないにしても、優勝争いという意味で今季が終了していた可能性も否定できません」
ファンの間での支持も日に日に高まるヘルナンデスだけに、7月23、24日にエスコンフィールド北海道と神宮球場で行われる「マイナビオールスターゲーム2024」に出場することも夢物語ではありません。
「オールスターに出場となれば、一流の仲間入り。現在の推定年俸は5000万円ですが、このまま高打率をキープできれば、倍増も十分あり得ます。人柄もよく、チーム内でも溶け込んでいる。クロマティのように息の長い助っ人になってくれたら、球団としては万々歳でしょうね」(前述の記者)
勝負の夏場から秋に向けて、その打棒へとさらに注目が集まりそうです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]