トヨタ、NASCARエクスフィニティに2019年からスープラを投入。市販車は19年前半から発売

2018年7月6日(金)9時40分 AUTOSPORT web

 トヨタは7月6日、2019年からアメリカで高い人気を誇るNASCARのカテゴリーのひとつであるエクスフィニティ・シリーズに、2019年からスープラを投入すると発表した。また、市販モデルについては19年前半から順次世界各国で販売されるという。


 2002年に生産が終了して以来、復活が待ち望まれたトヨタのフラッグシップスポーツカー、スープラ。近年復活に向けた動きが具体化するなか、2018年3月にはジュネーブショーで市販スープラの発表を前に、LM-GTE規定をイメージした『GRスープラ・レーシングコンセプト』を発表。レーシングカーから市販車に繋げていくイメージ戦略が採られている。


 そんなスープラのレーシングカーが、今度はアメリカで発表された。5日、NASCARカップ第18戦/エクスフィニティ・シリーズ第16戦が開催されているデイトナで、NASCARエクスフィニティ・シリーズに参戦するスープラがお披露目されたのだ。


 NASCARエクスフィニティ・シリーズは、最上位カテゴリーであるモンスターエナジー・NASCARカップシリーズに次ぐカテゴリーで、かつてはブッシュシリーズ、ネイションワイドシリーズと呼ばれたカテゴリー。このカテゴリー向けに、2019年から市販車のデザインを巧妙に取り入れたスープラが登場する。


 NASCARの参戦車両は、マシンの形状がレギュレーションで定められていることもあり厳密には市販のスープラとはまったく異なる形状だが、アメリカで非常に高い人気を誇るNASCARへの投入は、市販車の売れ行き、スポーツイメージの向上に好影響を与えるのは間違いないだろう。


 なお、スープラの投入はNASCARエクスフィニティ・シリーズのみで、トップカテゴリーであるモンスターエナジー・NASCARカップには継続してカムリで参戦するという。これでトヨタはモンスターエナジー・NASCARカップにはカムリ、NASCARエクスフィニティにはスープラ、そしてトラック形状のマシンで争われるNASCARキャンピングワールドシリーズにはタンドラと、3車種を投じることになる。


 そして気になる市販の新型スープラについては、2019年前半から順次世界各国での販売を予定しているという。


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