岡山でのGT4ジャパンにD’station RacingとTGRインドネシアが参戦を表明

2023年7月7日(金)9時54分 AUTOSPORT web

 GTワールドチャレンジ・アジア等を運営するSROモータースポーツ・グループは、8月18〜20日に岡山県の岡山国際サーキットで開催される初めての試み『GT4ジャパン』に、D’station Racingと、TOYOTA GAZOO Racingインドネシアが参戦を表明したと発表した。


 この『GT4ジャパン』は、ファナテックGTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWSの第5ラウンドにあわせて開催されるもので、これまでGT3/GT4の混走だったシリーズのなかで、シリーズ史上初めてGT4のみの60分単独レースを2回開催しようというもの。この試みはGTワールドチャレンジ・アジアから日本を拠点としたGT4の新しいシリーズとして移行する可能性を秘めている。


 そんなレースに向けて、2台が参戦を表明した。1台は、TOYOTA GAZOO Racingインドネシアが走らせるトヨタGRスープラGT4。タイのブリーラムで開催されたGTワールドチャレンジ・アジア第1ラウンドに参戦し優勝を飾ったハリダルマ・マノッポ/野中誠太組で、シルバー-アマにエントリーしGT4ジャパン初の勝利を目指す。


 そしてもう1台は、GTワールドチャレンジ・アジアにも参戦しているD’station Racing。チームはスーパー耐久シリーズにアストンマーティン・バンテージGT8Rを投入しているが、この車両をGT4に換装。星野辰也/浜健二組がアマ-アマクラスにエントリーする。


 スーパー耐久で使用されているバンテージGT8RはもともとバンテージGT4をベースにした車両で、ニュルブルクリンク向けにドアやリヤウイング等が軽量化されている。GT4へ戻すことも可能で、うまく活用されるかたちだ。


「GT4ジャパンはD’station Racingにとって非常に興味深い機会であり、我々は熱心にサポートしたいと思っています」とチームのマネージングディレクターでもある藤井誠暢はSROに向けコメントした。


「日本にはGT4のスプリントの選手権がなく、一部のアマチュアドライバーにとってGT3へのジャンプは非常に困難な場合があります。そのため、我々はこの大会がクラスの重要な発展の舞台になると考えています。SROがこのコンセプトを発表するとすぐに、これは良いアイデアであり、D’station Racingが関与すべきものだと思いました」


 SROによればさらなるエントリーは現在最終決定中だとしている。

GTワールドチャレンジ・アジア第1ラウンドでGT4の優勝を飾ったTGRインドネシアのハリダルマ・マノッポ/野中誠太
GTワールドチャレンジ・アジア第1ラウンドでGT4の優勝を飾ったTGRインドネシアのGRスープラGT4

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