デビッドソンがトヨタドライバーの“裏の顔”を暴露。「ゲーム中のアロンソは子供みたい。勝つまでやってる」

2018年7月9日(月)12時10分 AUTOSPORT web

 2017年までTOYOTA GAZOO RacingのレギュラードライバーとしてWEC世界耐久選手権/ル・マン24時間に参戦し、今季はリザーブとしてチームを支えるアンソニー・デビッドソン。チームの表から裏までを知り尽くした彼が、6人のトヨタドライバーたちにキャッチコピー的なあだ名をつけたうえで、知られざる“裏の顔”を暴露してくれた。


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フェルナンド・アロンソ(8号車トヨタTS050ハイブリッド)
ニックネーム=『ザ・ルーキー』


「フェルナンド(・アロンソ)は、僕にとって本来憎むべき相手だ。なぜなら彼にシートを奪われたわけだから(笑)。でも、僕は彼で良かったと思っているんだ。なぜなら、二度のF1王者なら仕方ないと思えるからね」


「WECでのフェルナンドは、素晴らしいチームプレイヤーだ。他の選手をちゃんとリスペクトしているし、一発の速さで存在感をアピールしようともしない。自分が、6人のうちのひとりであることを完全に理解している」


「苛酷な30時間テストでも不平不満を口にせず、ワガママな素振りも見せず黙々と仕事に取り組んでいた。とにかくWECでのフェルナンドはリラックスしているし、楽しそうにやっているよ」


「ドライビングに関しては、僕が語るまでもないだろう。非常に細かい部分にまで気を配るという点では、セブ(セバスチャン・ブエミ)に近いね。クルマのセッティングだけでなく、オペレーションに関してもつねに改善を考えている。テストではドライバーの交代作業を自分のスマホで録画し、どうすればより短時間で行なえるかを熱心に分析していた。また、自分の考えはしっかり述べるけど、それを無理に押し通したりはしない。人の意見にも真剣に耳を傾け、それを理解しようとするんだ」


「ビックリしたのは、テレビゲームの腕前が相当なものだということ。でも、それでもゲームの神的存在のホセ(マリア・ロペス)の方がうまくて、いつもやられている。サッカーゲームで負けると、ドライビングゲームで逆襲しようとするけど、それでもホセには敵わない」


「『チクショー』と悔しがったり喜んだりする姿は子どもみたいで、レースでのフェルナンドとはまったく違うんだ。僕らも彼と一緒になって大笑いしているよ。とにかく負け嫌いで、ベストラップを出すまで止めないんだ」


「(2018/19WEC開幕戦)スパ6時間のとき、僕は出番がなくヒマだったから、ひたすらドライビングゲームをしていてベストタイムを出した。そしてレースの翌朝、僕は空港にいたんだけど、フェルナンドはどうやら朝からゲームをやっていたらしく、僕のベストラップを破った動画が送られて来た。満面の笑みで『良いフライトを』というメッセージを添えてね。思わず大爆笑したよ。そういう楽しいヤツなんだよ、素顔のフェルナンドは」


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 この他、小林可夢偉を『一匹狼』、マイク・コンウェイを『健康オタク』と名付けてくれたデビッドソン。気になるほか5名のあだ名と“裏の顔”は、7月11日発売のACO公認オフィシャルマガジン『ル・マン24時間2018』(auto sport特別編集)にて掲載しています。

『ル・マン24時間』アンソニー・デビッドソンが明かすトヨタ・ドライバー6人の“知られざる素顔”


■『ル・マン24時間2018』(auto sport特別編集)


発売日:2018年7月11日
定価:1296円(税込)
商品紹介ページURL:http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=10269

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