鈴鹿8耐初挑戦のオートレース宇部 Racing Teamがチーム体制を正式に発表「全力で表彰台を目指す」

　7月7日、James Racing 株式会社が運営するオートレース宇部 Racing Team（AutoRace Ube Racing Team）は、『2023FIM世界耐久選手権（EWC）“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会』におけるチーム体制を発表した。

　ライダーは、全日本ロードレース選手権から参戦している津田拓也を筆頭に、スーパーバイク世界選手権（SBK）ライダーのハフィス・シャーリン、イギリス・スーパーストック選手権ライダーのダン・リンフットを擁すことが暫定エントリーリストで判明しているが、この3人で戦うことが正式に決定した。

　チームオーナーは鈴鹿8耐第1回大会から観戦している齋藤 James 文護氏、チームディレクターは中井貴之氏が務める。マシンはスズキGSX-R1000R、タイヤはブリヂストンとなり、ゼッケンは76番だ。

　2022年に結成した同チームは、全日本ロードや鈴鹿8耐のテストでも上位につけているが、実は初めて鈴鹿8耐に出場する。チームは「全力で表彰台を目指して闘います」という目標を掲げている。

　また、山口県のチームが鈴鹿8耐に参戦するのは初めてのことだといい、地元テレビ局のKRY山口放送の密着取材を受け、8月26日に特別番組が放映されることが決定している。

■2023鈴鹿8耐 チーム体制
ゼッケン：#76
エントリー名：Auto Race Ube Racing Team
（日本語：オートレース宇部 Racing Team）

ライダーBlue：ハフィス・シャーリン
ライダーYellow：ダン・リンフット
ライダーRed：津田拓也

マシン：SUZUKI GSX-R1000R
タイヤ：ブリヂストン
マフラー：ヨシムラジャパン
オイル：MOTUL
チェーン：RK
プラグ：NGKスパークプラグ

■ハフィス・シャーリン
「まず、オートレース宇部 Racing Teamに感謝したいです。私を信じて、鈴鹿8耐でレースをする機会を与えてくれたからです。鈴鹿8耐でレースをするのは2回目になります。チームは素晴らしく最高のバイクを持っています。プッシュしなければいけないし、チームメイトたちとマシンへの理解を深めたい。一緒に良い週末を過ごせると信じています。中井さんとこのプロジェクトに携わった方々に改めて感謝し、テストで最大限の力を尽くし、8月のレースに向けて準備を整えます。ガンバッテ！」

■ダン・リンフット
「今年の鈴鹿8時間耐久レースに『オートレース宇部レーシングチーム』のライダーとして参加出来る事をとても嬉しく思います。僕はこの数年、鈴鹿8耐にまた参戦したくて努力してきたので今回の参戦が決まったことが信じられないくらい嬉しいです。6月の公式テストでは、バイク、タイヤ、チームと実際に向き合い、とても前向きで有意義なテストが出来ました。我々のチーム、そしてチームメイトは、全て本当に素晴らしいですし、鈴鹿8耐で成功する為の要素が全て揃っています。僕をチームの一員として迎えてくれたチームオーナーのジェームス氏をはじめ、中井さん、そしてスタッフの皆様に心から感謝しています。8月のレースのために再び鈴鹿に戻って、優勝を目指してみんなで最大限の努力をする事が楽しみです」

■津田拓也
「昨年度より新規チームとして立ち上がった『オートレース宇部Racing Team』より鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦できる事にとても喜びを感じています。自分達はイチからのスタートでここまで来ており、それはチームオーナーであるジェームスさんをはじめてとし、チームスタッフみんなの努力の賜物だと思います。耐久レースは初参戦となりますが、心強いチームメイト、チームスタッフと全力でライバルチームに挑んで行きますので、この夏は応援して下さる皆さんも一緒に僕達と戦いましょう！」

■齋藤 James 文護チームオーナー
「思い起こせば1978年に開催された第1回鈴鹿8耐を観戦した事を契機に以降今回の8耐まで毎年欠かさず鈴鹿サーキットに足を運んできました」

「いつかは自分チームで参戦したいと思っていた夢が遂に今年現実となりました。この事はサーポーター企業、サプライヤーの皆様、中井チームディレクター、伊神チーフメカニックをはじめとする素晴らしいメカニック、そしてプロ意識の高いライダー達のおかげだと感謝しております」

「この素晴らしいチームと共戦い、表彰台を狙います。どうぞ熱烈な応援をお願します。そして皆さんで真夏の祭典を楽しんでいただいてバイクレースの素晴らしさを感じていただけたらと思っています。ありがとうございます♪」

■中井貴之チームディレクター
「チーム創設の目標であり世界を目指す通過点でもある鈴鹿8耐の場に立てる事、挑戦1年目ではありますが表彰台の頂点が見える位置まで来れた事にオーナーJamesはじめパートナー及びサプライヤーの皆様に感謝御礼申し上げます。スタッフ、ライダーそしてマシン共に最高最強の陣営で挑む事が出来ます」

「我々の持てる力を如何なく発揮し8時間後には頂点を思い描き戦います。挑戦に失敗はありません！必ず8月6日には圧倒的なレースで表彰台の頂点に立ち鈴鹿8耐の歴史に名を刻みこの場を共有する皆様を驚かせます。こうご期待」