トレード締め切り間近「動く球団、動かない球団」球界OBから注目される「指標」とは

2023年7月13日(木)11時35分 ココカラネクスト

首位打者の宮崎の起用法にも注目が高まっている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 プロ野球はまもなく前半戦が終了する。思うようにいったチーム、いかなかったチームそれぞれある中、注目は7月末のトレード期限をめぐっての各球団の動きにもある。勝負の後半戦に向けていかに戦力補強を図るかも大事なポイントとあって、球界内からも様々な考察の声が出ている。

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 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は12日に自身のユーチューブチャンネルを更新。締め切り迫る今季のトレードについて、各球団の思惑に関して言及している。

 まず今季ここまでトレードを行っていない球団の中で「ヤクルトと西武はしないと思う」とコメント。

 理由として、両球団とも補いたいポジションはありながら「そこを補おうと思ったらそれなりのリスクを伴った選手を出さなきゃいけない」と、なかなか見合うだけの交換要員がいないとした。

 一方、選手は揃いながら、後半戦の戦いに向けてのトレードとして面白いと高木氏が目を向けたのはDeNAだ。開幕から首位打者をキープする宮崎敏郎は、現在も打率・358、得点圏打率・393と高い数字を誇る。

 一方で首脳陣も宮崎に関しては積極的休養を取らせながら起用するなど、パンクしないように気遣っている。こういった背景もあり、同じく三塁手で現在もウエスタン・リーグで本塁打(13)、打点(41)の二冠と打撃も魅力のソフトバンクの砂川リチャードの名前をトレード獲得候補選手として挙げる場面も。「こういうローテーションでいければ、宮崎はいいと思うんだけど」とキーマンの宮崎を故障なくシーズン通して戦いぬくための方策に目を向けた。

 今季ここまで行ったトレードでは、広岡大志(巨人→オリックス)、鈴木康平(オリックス→巨人)、郡司裕也(中日→日本ハム)、宇佐見真吾(日本ハム→中日)、石川慎吾(巨人→ロッテ)など新天地で活躍している選手も多い。

 勝負の後半戦に向け、動いてくる球団はあるか。まだまだ目が離せなそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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