渡辺雄太「トレードの連絡が入った時は正直ショックでした...」 サンズから古巣グリズリーズ復帰の心境告白

2024年4月22日(月)11時42分 スポーツニッポン

 NBAで日本人最長となる6季目を終えて来季からBリーグ入りを表明した渡辺雄太が22日放送WOWOW「NBAプレーオフ西1回戦 マーベリックスvsクリッパーズ第1戦」のゲスト解説として生出演。トレードで古巣への復帰が決まった際の心境を告白した。

 22—23シーズンでネッツとの契約が切れてフリーエージェント(FA)となっていた渡辺は、FA交渉解禁初日の昨年6月30日にサンズと契約。シーズン開幕当初はローテーション選手としてプレーしていたが、得意の3Pシュートの成功率がなかなか上がらずプレータイムも減少していた。今季29試合出場で平均13.2分出場、平均3.6得点。昨季ネッツで3P成功率が44.4%だったが、今季は32.0%にとどまっていた。

 その中でトレード期限となる日本時間2月9日早朝5時を目前にサンズはネッツとグリズリーズとの3チームによるトレードが合意。このトレードによって渡辺は古巣グリズリーズに復帰することが決まった。トレードの話を聞いたのはファンとほとんど変わらないタイミングだったという。「その日は試合日だったので、普通に練習に行っていつも通りの生活を送っていました。“そろそろお昼ご飯を食べようかな”と思っていたタイミングだったので、僕も衝撃的でビックリしました」と説明した。

 「トレードの連絡が入った時は正直ショックでした…」と当時の心境を告白した。

 しかし「移籍先がグリズリーズで正直ホッとしました。あそこから全然知らない街に行くのは大変だなと思っていたので、元々知っている人もいて、2年間住んでた街だったので安心しました」とトレード移籍ながらも古巣復帰は安心した部分でもあったようだ。

 古巣復帰後初戦となった現地時間2月12日(日本時間13日)本拠地ペリカンズ戦では得意の3ポイント(P)シュートを含む今季最多タイの11得点をマークして、渡辺自身も手応えを感じていた。

 「自分の中で大事な一戦だと思っていたので、最高の活躍とはいかなかったですけど、自分の中では良い試合だったんじゃないかなと思います」と振り返った。

 古巣復帰が決まってから秘めていた思いがあったという。「グリズリーズはあの時点でプレーオフも厳しい状態だったので、チャンスをもらえると話ももらってました。サンズではなかなか良い結果が出せてなかったので、グリズリーズで結果を残したいと思ってました」と語った。

 古巣復帰後、わずか5試合の出場でシーズン終了になってしまったが「試合出場機会はあまりなかったですが、久々のあのコートに立ってプレー出来たのは楽しかった。古巣復帰復帰戦でもファンの人たちが温かく迎えてくれて、良い残りのシーズンを送れたと思います」と話した。

スポーツニッポン

「渡辺雄太」をもっと詳しく

「渡辺雄太」のニュース

「渡辺雄太」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ