憧れは止められない! イニゴ・マルティネスの告白「バルセロナに呼ばれたら、目が輝いてしまう」

2023年7月14日(金)13時56分 サッカーキング

バルサに加入したDFイニゴ・マルティネス [写真]=Getty Images

写真を拡大

 今夏の移籍市場で、アスレティック・ビルバオからバルセロナに加入したスペイン代表DFイニゴ・マルティネスが、同クラブ入団会見に臨んだ。13日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 1991年5月17日生まれのイニゴ・マルティネスは現在32歳。レアル・ソシエダでプロキャリアをスタートさせた同選手は、守備能力もさることながら、空中戦の強さやビルドアップ能力も一級品の左利きのセンターバックだ。2018年冬からはアスレティック・ビルバオへと活躍の場を移すと、DFイェライ・アルバレスとの“鉄壁コンビ”としてゴールを死守。クラブ公式戦通算175試合に出場し8得点を記録するとともに、2020−21シーズンのスーペルコパ・デ・エスパーニャ(スーパー杯)優勝にも貢献している。

 2022−23シーズン終了後にアスレティック・ビルバオとの契約が満了し、バルセロナへとフリー移籍したイニゴ・マルティネス。クラブ側からの延長交渉を断り、『カンプ・ノウ』に到着した同選手は「ここにきた理由? 色々あるよ。クラブが掲げるスポーツプロジェクト、野心、状況を好転させたいという意欲に感銘を受けた。ただね、そんなことはどうでもいいんだ。バルセロナに呼ばれたら、目が輝いてしまう。バルセロナに呼ばれたら、すぐにスーツケースに荷物を詰め込み、一刻も早くこの街に馴染みたいと思ってしまう」と告白。続けて「最初に声をかけてもらったときから、来てもいいと言われたときから、迷いはなかった。一歩を踏み出すことは、家を出ることは辛い。でも、バルセロナに呼ばれたら、その一歩を踏み出すしかない」と思いを巡らせた。

 かねてより、バルセロナを率いるシャビ監督は左利きのセンターバックを要求しており、同選手獲得も熱望していたとのこと。“ブラウグラナ”のレジェンドからラブコールを受けたイニゴ・マルティネスは「監督と話をしたけど、あまり時間がなかったから、深く話すことはできていない。ただ彼は、僕を信頼していることを示してくれた。リラックスして過ごせば、すべてが上手くいくという具合にね」としつつ、「素晴らしいクラブにいる。なにせ、シャビが喜んで僕を助けてくれるんだ。監督は、最初から僕がここにいることを望んでいた」と心境を明かした。

 一方で、今年5月に32歳を迎えた選手の獲得には懐疑的な見方もあるが、それについては「年齢は関係ない。僕よりもずっと年上の選手が、ビッグクラブで高いレベルのパフォーマンスを見せているだろう。若いときに成功する選手もいれば、年を重ねるにつれて成功する選手もいる。僕は後者だよ」と一蹴。さらに「試合に出ると、まるで別人のようになるんだ。新加入選手だからといって、ピッチ上でキャラクターを発揮しないわけにはいかない。若手選手の中にも、人から学ばなければならない人たちがたくさんいる。僕は教えるために、学ぶために来た。プレーする上で必要なこと」と意欲を示している。

 今夏に、“生まれ故郷のクラブ”から“憧憬のクラブ”に加入したイニゴ・マルティネス。バルセロナでの冒険は、どのようなものとなるのだろうか。

サッカーキング

「バルセロナ」をもっと詳しく

「バルセロナ」のニュース

「バルセロナ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ