MotoGP:右肩負傷によりスペインGP欠場のリンス、第3戦の参戦目指し「ヘレスにとどまる」

2020年7月20日(月)18時40分 AUTOSPORT web

 MotoGP第2戦スペインGPの決勝レース後、レースを欠場したアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)がQ2で喫したクラッシュの様子や翌週の第3戦アンダルシアGPに向けた展望を語った。


 リンスは予選Q2の終盤、11コーナーでクラッシュ。右肩を強打し、クリニカ・モバイルへ搬送されたのち、さらにヘレス市内の病院で精密検査を受けた。その結果、右肩の骨折と脱臼と診断され、さらにその周囲の筋肉にも損傷があるという。この負傷により、リンスはスペインGPを欠場した。


「今朝はすごく肩が痛かった。たぶん、夜のうちに鎮痛剤が切れたのだと思う。けっこうな痛みがあったよ。ヘレスに金曜まで留まるか、療養のために家に帰ってブルノ(第4戦チェコGP)に備えるか、と考えたけど、ヘレスに留まることにした。金曜の朝にバイクに乗れるかどうか、木曜日に最終チェックを受ける」


「転倒は奇妙だったよ。マシンをバンクさせ始めたら、とたんにフロントタイヤが滑ったんだ。いつも通りに11コーナーに進入したんだけど、フロントを失ってコースから外れてしまった。そのままいくとジャック(・ミラー)に当たってしまうところだったから、バイクをホールドして高速でグラベルに突入した。そして、リヤが滑った」


 リンスは自身の転倒の状況が、決勝レースで転倒しかけたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)の状況に似ているとも語った。マルケス兄はレース序盤、4コーナーでスリップダウンしかけながらも転倒をまぬがれ、マシンを起こしてグラベルに突っ込んだ。このときはレースに復帰している。


「たぶん、今日のマルクの状況にとてもよく似ていると思う。僕の場合、ランオフエリアがちょっと狭かったんだ」


「今日のレースは、スズキのテラスでメカニックたちと一緒に見ていたよ。特に注目していたのは、タイヤ選択。(マーべリック・)ビニャーレスはフロント、リヤともにソフトを選んでいた。僕も、同じタイヤ選択を考えていたんだ。それから、ファビオにはおめでとうと言いたいね。2019年、ファビオは優勝に向けて、何度も戦ってきたから」


 2020年シーズンのレース数が少なく、タイトなスケジュールで行われることを考えると、負傷による欠場を重ねるのは避けたいところ。リンスは第3戦アンダルシアGPの参戦を目指す。


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