まだ大谷翔平よりもジャッジが上!? 尽きない論争に米識者が異見「ヤンキースの低迷ぶりで、ますます顕著になった」

2023年7月23日(日)6時0分 ココカラネクスト

故障により長期離脱を余儀なくされているジャッジ。彼を大谷よりも上に見る識者が興味深い持論を展開した。(C)Getty Images

 今季もメジャーリーグで堂々たるパフォーマンスを見せ続けている大谷翔平(エンゼルス)。投打での図抜けた活躍によって彼に関する娯楽は尽きない。

 現地7月21日終了時点で、打者として打率.305、35本塁打、76打点、長打率676、OPS1.076と圧倒的な成績を収める大谷。投手としても防御率こそ3.71ながら、被打率(.195)と奪三振率(11.93)はリーグトップクラスの高水準をキープ。持ち前の異能ぶりを存分に発揮中だ。

【動画】信じられないと米愕然 大谷翔平がヤンキース相手に見せた確信35号をチェック

 一部のファンやメディアの間のなかには「争いはもう終わった。差は僅差ですらない」(米老舗誌『Sports Illustrated』のトム・ベルドゥッチ記者)と主張し、大谷のMVPを確定的に見る者は少なくない。一方で米球界における図抜けた存在に異論を唱える者も絶えない。

「オオタニかジャッジか? 私はジャッジを選ぶ。みんなは私がクレイジーだと思っているだろうけどね。だって、そうだろ。ジャッジの方がインパクトはあると思うし、彼を怪我で欠いたヤンキースの低迷ぶりを見ていると、ますますそれが顕著になったと思う」

 大谷についてそう論じたのは、米スポーツ専門局『FOX Sports』のラジオ番組「THE ODD COUPLE」でホストを務めるロブ・パーカー氏だ。

 現球界最高とも称される二刀流戦士についてかねてから「私は評価しない。ショウヘイが達成したほとんどの記録は、他の選手が許されなかったことだから」と否定してきた同氏は、現地7月20日に放送された自身の番組内で、ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジとの比較論を交えて、こう語った。

「ジャッジがいる時のヤンキースは100勝できるチームであり、ポストシーズンでも脅威となる。もちろん、オオタニが投手としても、打者としても、インパクトがないわけではないが、エンゼルスは彼がスタメンにいてもいなくても勝てない。だから、ジャッジの方が周りの選手に与える影響の方が大きいと思うね」

 番組を盛り上げるための意見ではあるのだろう。それでも“アンチ大谷”っぷりを発揮するパーカー氏は「ジャッジがラインナップにいないヤンキースは全く別物だ。良いチームではないんだよ」と強調。大谷と何かと比較されるジャッジが格上であると訴えた。

 やはり大谷の凄みが万人に受け止められるには、エンゼルスを勝たせるしかないのだろうか。パーカー氏の意見を聞くにそう思わずにはいられない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「大谷翔平」をもっと詳しく

「大谷翔平」のニュース

「大谷翔平」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ