2023年1月からのFIAドライバーカテゴライゼーション発表。GTWCでのカテゴリー分けも変更

2022年7月30日(土)15時31分 AUTOSPORT web

 7月29日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで開催されているトタルエナジーズ・スパ24時間にあわせ、SROモータースポーツ・グループはステファン・ラテル代表が登壇し、さまざまな発表を行ったが、このなかで2023年1月1日から発行する、新しいFIAドライバーカテゴライゼーションと、2023年からのドライバーの組み合わせによるカップ名の変更が明らかにされた。


 FIAドライバーカテゴライゼーションは、そのドライバーの戦績やそれまでのキャリア、年齢等によってドライバーをプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズにカテゴライズずるというもの。現在WEC世界耐久選手権等のレースでも採用されるほか、複数ドライバーが組むレースなどで活用されている。高額なギャラを出しプロのみを揃えれば上位入賞が見えるが、ドライバーカテゴライゼーションでそれだけではない楽しみを多くの参加者に提供しており、近年のスポーツカーレースの隆盛を支えている。


 この日のプレスカンファレンスのなかで発表された新しいドライバーカテゴライゼーションは、ラテルによれば「私の友人であるACO、FIAとともに」作成された。主な内容は下記のとおりだ。


プラチナ:プロフェッショナルドライバー
ゴールド:モータースポーツでドライビングを主な仕事とする者で、3年もしくはそれ以上ハイレベルなカートレースに参加した、重要なシングルシーターレースに2年もしくはそれ以上参加した、モータースポーツキャリア(カート、もしくは四輪)を20歳以下で始めた
シルバー:ライセンス取得一年目で30歳以下の者、重要なカート、シングルシーターレースの経験がない30歳以下のドライバー、30歳以下で、モータースポーツキャリアを20代で始めた者
ブロンズ:初めてのライセンスを30歳過ぎて取得した者


 また、アベレージタイムがキャリアの戦績とともにモニタリングされることになるほか、2023年以降、年齢によるダウングレードは55歳(現在は50歳から)となり、パフォーマンスがチェックされるほか、ダウングレードは一年ごとの暫定となっていく。


 これにともない、主にGTワールドチャレンジ・ヨーロッパでは、プロ/シルバーカップ/ゴールドカップ/プロ-アマカップと呼ばれていたカテゴリーが下記のように変更され、分かりやすくなった。


オーバーオール(現在のプロ):ドライバーカテゴライズの制限無し
ゴールドカップ(現在のシルバーカップ):3名のゴールドドライバー
シルバーカップ(現在のゴールドカップ):1名のプラチナorゴールド、1名のシルバー、1名のブロンズ
ブロンズカップ(現在のプロ-アマカップ):1名のプロ、2名のアマチュア

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