トッティ氏、ローマの“10番”を受け継げるのは「新たなトッティかメッシ」
2018年7月31日(火)18時2分 サッカーキング
獲得が内定していたはずのボルドーのU−20ブラジル代表FWマルコムを、バルセロナに横取りされてしまったローマ。
怒りが収まらぬジェームズ・パロッタ会長は、クラブ間合意を翻したボルドーに対して訴訟を検討している旨を明らかにする一方、高額な移籍金をもって出し抜けを食らわしたバルセロナに対しては「リオネル・メッシを譲ってくれでもしない限り許さない」との強い姿勢を示している。
このパロッタ会長の発言が好例である通り、ローマではバルセロナの大黒柱であるアルゼンチン代表FWを別格と見ている者が多いようで、レジェンドである元イタリア代表FWのフランチェスコ・トッティ氏もその一人だという。現在はクラブのディレクターを務めているトッティ氏は、もしメッシがローマに加入することがあれば、自身が引退した2017年夏から空き番となっている“10番”を是非着けてほしいとの意思を、冗談を交えながら表した。
「ローマで“10番”を背負うのは決して簡単なことではない。次の“10番”が誰になるかは誰にも分からない。新たなトッティかメッシ、もしくは2人に肩を並べる偉大な選手が現れた時、受け継がれることになるだろう。もしメッシがローマに来たら、間違いなく身に着けることになる。彼なら“10番”を選ぶはずだし、そうでなくとも私が空港まで迎えに行って自ら手渡すよ」
ローマでは“10番”を永久欠番にするとの案も浮上しているが、トッティ氏は否定的な意見を述べている。
「これはクラブが決定すべきことだが、私は常々『ノー』と言ってきた。ローマで10番を着けてプレーするというのは、多くの少年や子供にとっての夢だ。私もその夢を抱き、幸運にも叶えることができた。そんな若者の夢を奪うのは好きではない」
トッティ氏が説明しているように、ローマでは“10番”が極めて重い背番号となっており、今シーズンも身に着ける選手は現れなさそうだ。一方、トッティ氏から絶賛されたメッシには、アルゼンチン代表では2018 FIFA ワールドカップ ロシアで失意を味わった分、バルセロナでは今シーズンもまさに“10番”という圧巻のパフォーマンスに期待したい。
文=北村敦
怒りが収まらぬジェームズ・パロッタ会長は、クラブ間合意を翻したボルドーに対して訴訟を検討している旨を明らかにする一方、高額な移籍金をもって出し抜けを食らわしたバルセロナに対しては「リオネル・メッシを譲ってくれでもしない限り許さない」との強い姿勢を示している。
このパロッタ会長の発言が好例である通り、ローマではバルセロナの大黒柱であるアルゼンチン代表FWを別格と見ている者が多いようで、レジェンドである元イタリア代表FWのフランチェスコ・トッティ氏もその一人だという。現在はクラブのディレクターを務めているトッティ氏は、もしメッシがローマに加入することがあれば、自身が引退した2017年夏から空き番となっている“10番”を是非着けてほしいとの意思を、冗談を交えながら表した。
「ローマで“10番”を背負うのは決して簡単なことではない。次の“10番”が誰になるかは誰にも分からない。新たなトッティかメッシ、もしくは2人に肩を並べる偉大な選手が現れた時、受け継がれることになるだろう。もしメッシがローマに来たら、間違いなく身に着けることになる。彼なら“10番”を選ぶはずだし、そうでなくとも私が空港まで迎えに行って自ら手渡すよ」
ローマでは“10番”を永久欠番にするとの案も浮上しているが、トッティ氏は否定的な意見を述べている。
「これはクラブが決定すべきことだが、私は常々『ノー』と言ってきた。ローマで10番を着けてプレーするというのは、多くの少年や子供にとっての夢だ。私もその夢を抱き、幸運にも叶えることができた。そんな若者の夢を奪うのは好きではない」
トッティ氏が説明しているように、ローマでは“10番”が極めて重い背番号となっており、今シーズンも身に着ける選手は現れなさそうだ。一方、トッティ氏から絶賛されたメッシには、アルゼンチン代表では2018 FIFA ワールドカップ ロシアで失意を味わった分、バルセロナでは今シーズンもまさに“10番”という圧巻のパフォーマンスに期待したい。
文=北村敦