怪物・井上尚弥を倒せるのは?元英王者が「イノウエを担架送りにできる」と主張した”伝説戦士”の名前

2023年8月18日(金)18時0分 ココカラネクスト

もはや現代では敵なしの井上。その強さに英識者は想像を膨らませ……。(C)Getty Images

 プロキャリア25戦無敗、そのうち22戦でKO勝利(TKOを含む)と文字通り敵なしの強さを見せつけている井上尚弥(大橋)。“モンスター”という異名が示す通り、30歳の日本人ファイターは圧倒的だ。

 世界的に見れば、決して大柄ではない。それでも井上は8回TKO勝ちを収めた先のスティーブン・フルトン(米国)戦のように、自身を上回る体躯を持った相手を容易に仕留めてしまう。規格外の強さは世界的にも賞賛され続けている。

【動画】戦慄の45秒間 世界を震撼させた井上尚弥の圧倒的KOシーンをチェック

 ゆえに人々は、「アイツなら倒せるかもしれない」と想像を駆り立てるのだ。現地8月14日には、英スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』のボクシング番組「talkSPORT Boxing」で、元世界スーパーミドル級2団体王者カール・フローチ(英国)は、自身が「歴代で最も好きなボクサー」として挙げた母国のレジェンドボクサーである元フェザー級3団体統一王者ナジーム・ハメド(英国)と井上の対戦を思案した。

「最高と最高が戦うんだ。そうなれば、俺はナジーム・ハメドの爆発的なパンチを考慮する以外にないね」

 そう語るフローチは、井上を「特別な選手なのは間違いない」としつつ、変幻自在のファイトスタイルから“悪魔王子”の異名を取ったナジームの勝利を予想した。

「ナジームには重いアッパーカット、そして両手には爆発的なパワーが秘められている。確かにナズ(ナジームのあだ名)はアウトボクサーからもしれないが、間違いなくイノウエを担架送りにできる」

 このフローチ氏の意見には英国内でも反響が起きている。ボクシング専門サイト『Boxing247』は「たしかにナジームのような選手はイノウエにとって悪夢かもしれない」と指摘したうえで「ただ、イノウエを攻撃一辺倒の選手と見るのは不当だ。彼の試合を組み立てる能力は、他の選手よりも遥かに頭脳的だ」と断じた。

 いずれにしても、時代や階級が異なるナジームと井上の対比は容易ではない。しかし、ボクシング界で一世を風靡したレジェンドが比較対象になるのも、日本が誇るモンスターの凄みだと言える。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「井上尚弥」をもっと詳しく

タグ

「井上尚弥」のニュース

「井上尚弥」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ