ジェンソン・バトンがポルシェ963でIMSAデビューへ。最終戦プチ・ル・マンにJDCミラーからの参戦発表

2023年8月19日(土)7時18分 AUTOSPORT web

 2009年のF1世界王者であるジェンソン・バトンが、JDCミラー・モータースポーツのポルシェ963のサードドライバーとして、10月11〜14日に開催される『モチュール・プチ・ル・マン』でIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にデビューすることが発表された。


 バトンは、マイク・ロッケンフェラー、ティヘメン・バン・デル・ヘルムのフルシーズン・コンビと組み、ミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで開催されるシーズン最終戦の10時間耐久レースへと出場する。バトンは今年のル・マン24時間でのNASCARガレージ56プロジェクトにおいてチームメイトだったロッケンフェラーと再び組むことになった。


■「プロトタイプカーは、間違いなく僕のコンフォート・ゾーン」


 バトンがトップクラスのプロトタイプのコックピットに戻るのは、2018/19シーズンのWEC世界耐久選手権でBRエンジニアリングBR1・AERをドライブしたSMPレーシングのLMP1プログラム以来となる。


「2021年セブリング12時間ウイナーであるJDCミラー・モータースポーツから今年のプチ・ル・マンに参戦することを発表できて、とても興奮している」とバトンは語った。


「今年、NASCARカップ・シリーズで懸命に戦うことを楽しんでいるけれど、ハイダウンフォースのプロトタイプカーは間違いなく僕のコンフォート・ゾーン(心地の良い領域)だ!」


「とはいえ、ポルシェ963、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ、そしてロード・アトランタは、僕にとってすべてが初めての経験となる。チームメイトとともに、これらに挑戦するレースウイークが待ちきれないよ」


「ロッキー(ロッケンフェラー)とは今年のル・マンで組んだけど、クルマやチームの開発に長けている彼は貴重な存在だ。また、彼は信じられないほど速いので、いつも助けられている!」


「また、ルーキーのティヘメン・バン・デル・ヘルムとも一緒に仕事ができる。彼はシーズンを通してスピードと自信をつけてきているようだから、とても楽しみだよ」

JDCミラー・モータースポーツが2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権で走らせているポルシェ963


 チーム代表のジョン・チャーチによると、ミネソタ州を拠点とするチームは、6月のワトキンス・グレン6時間レースに向けてバトンをラインアップに加えようとしたが、失敗に終わっていたという。


「JDCミラー・モータースポーツは、ジェンソンがロード・アトランタでのシーズン最終戦にポルシェ963で参戦してくれることを光栄に思っている」とチャーチはコメントしている。


「ワトキンス・グレンでロッキーとティヘメンとともに走らせたかったのだが、多忙なジェンソンにはテレビ出演の予定があったため、残念ながら実現しなかった」


「彼の功績は、それ自体を物語るものだ。彼とロッキーは、ガレージ56プロジェクトのカマロの大規模な開発を通じ、絆を深めた」


「我々は、彼がすぐにチームに溶け込み、ポルシェ963のスピードに慣れるものと確信している」

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