ウェストハム、退場者を出しながらも今季初勝利!チェルシーデビューのカイセドは痛恨のPK献上

2023年8月21日(月)3時1分 サッカーキング

決勝点をマークしたウェストハムのアントニオ [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第2節が20日に行われ、ウェストハムとチェルシーが対戦した。

 ボーンマスとの開幕戦を1−1で引き分けたウェストハムは、今夏にサウサンプトンから獲得したイングランド代表MFジェームズ・ウォード・プラウズが加入後初先発を飾り、同じく新加入のメキシコ代表MFエドソン・アルバレスがベンチ入りを果たす。一方、リヴァプールとの開幕戦を1−1のドローで終えたチェルシーは、14日に総額1億1500万ポンド(約213億円)とも報じれれる移籍金で加わったエクアドル代表MFモイセス・カイセドが早速ベンチメンバーに名を連ねた。

 ロンドンをホームタウンとして構える両チームによる一戦は、開始早々にスコアが動く。ウェストハムがコーナーキックを獲得すると、キッカーを任されたのは新天地でのデビュー戦となったウォード・プラウズ。キックの名手が放ったボールに、ナイフ・アゲルドが打点の高いヘディングで合わせ、7分にウェストハムが先制に成功する。

 対するチェルシーも28分、左サイド深くで相手のクリアボールを拾ったベン・チルウェルが、カーニー・チュクエメカとのワンツーでの突破からグラウンダーのクロスを送る。一度はウェストハムの選手によってクリアされたものの、再度チュクエメカがボールを回収すると、相手ディフェンダーのタイミングを外しながら右足でシュートを放ち、チェルシーが同点に追いついた。

 勢いに乗るチェルシーは41分、今季から背番号「7」を背負うラヒーム・スターリングがペナルティエリア手前で縦パスを受け、ターンから前を向きボックス内に侵入すると、ウェストハムDFヴラディミール・ツォウファルが倒してしまい、PKを獲得する。しかし、エンソ・フェルナンデスのシュートは、GKアルフォンス・アレオラにストップされ逆転のチャンスを逃してしまう。すると、前半アディショナルタイムには同点弾を奪ったチュクエメカが左ひざを気にしながらピッチに倒れ込み、無念の負傷交代となった。

 前半を1−1のまま折り返すと、後半もボールを保持するチェルシーと、ブロックを敷きながらカウンターを狙うウェストハムの構図に。そんななか53分、ウォード・プラウズが中盤でこぼれたボールに反応し、ダイレクトで前線へパスを供給すると、マイケル・アントニオが単独でペナルティエリアに持ち運び、右足を振り抜く。強烈な一撃はGKロベルト・サンチェスの手をかすめながらゴールネットに突き刺さり、再びチェルシーを突き放した。

 チェルシーは、60分に注目のカイセドをピッチへと送り込み形勢逆転を図る。対するウェストハムはリードする展開を作り出したものの、67分にN・アゲルドがチェルシーのニコラス・ジャクソンに向け、背後から危険なタックルを敢行。貴重な先制点を奪取したセンターバックが、2枚目のイエローカードを提示され退場となってしまう。

 同点に追いつきたいチェルシーだったが、後半アディショナルタイムに途中出場のカイセドがPKを献上し、ルーカス・パケタにチームの3点目を決められ勝負あり。数的不利ながらも試合巧者ぶりを見せつけたヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)王者が“ロンドンダービー”を制した。一方で昨シーズンからのリベンジに燃えるチェルシーは、今季初黒星を喫している。次節、ウェストハムは26日にアウェイでブライトンと、チェルシーは25日にホームでルートン・タウンと対戦する。

【スコア】
ウェストハム 3−1 チェルシー

【得点者】
1−0 7分 ナイフ・アゲルド(ウェストハム)
1−1 28分 カーニー・チュクエメカ(チェルシー)
2−1 53分 マイケル・アントニオ(ウェストハム)
3−1 90+5分 ルーカス・パケタ(PK/ウェストハム)

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