グローバルMX-5カップ・ジャパン第4戦:佐々木孝太がシリーズ初優勝。2位争いは最終周にドラマ

2018年8月22日(水)16時49分 AUTOSPORT web

 8月19日、岡山国際サーキットでグローバルMX-5カップ第4戦が開催され、佐々木孝太(HM RACERS)がポール・トゥ・ウインでシリーズ初優勝を飾った。


 グローバルMX-5カップは、2016年にアメリカで先駆けて開催され、昨年からはGMCJとして日本国内でのシーズンがスタート。今年はアメリカで行われるワールドカップ出場権のかかるGMCJシリーズチャンピオンに加え、JAF本州ツーリングカー選手権のタイトルもかけられることになっている。


 開幕3連勝中の堤優威は欠場。代わって山野直也(T by Two CABANA Racing)が参戦した第4戦は、グローバルクラス8台、エンブレムクラス1台の計9台で争われた。


 ドライコンディションのなか行われた30分間の予選では、HM RACERSの佐々木と吉田綜一郎が抜群のチームワークをみせる。


 各車セッション開始と同時にコースインしていくなか、佐々木と吉田は間を空けてコースイン。交互にスリップストリームを使い合うチームプレーをみせ、佐々木がポールポジション、吉田が2番グリッドを獲得した。


 45分の決勝レースでは、ポールポジションからスタートした佐々木が盤石のスタートでホールショットを奪う。2番手スタートの吉田はスタートに失敗し5番手にポジションダウンしてしまう。


 3番手スタートの梅田剛(TEAM TERRAMOS)もスタート失敗を喫し、村上博幸(村上モータース)、山野、吉田の4台による2番手争いが繰り広げられた。

グローバルMX-5カップ・ジャパン第4戦 スタートシーン


 レース中盤、2番手争いは梅田と吉田に絞られ、村上と山野は4番手を争うこととなった。そんななか18周目、村上がギヤボックスのトラブルに見舞われリタイア。山野が4番手となる。

ギヤボックストラブルに見舞われた村上博幸(村上モータース)


 そしてレース終盤の23周目、3番手を走行していた吉田が梅田をパスし、HM RACERSが1-2体制を築いてみせた。そのままフィニッシュかと思われた最終周、ヘアピンで梅田が吉田を抜き返し2番手を取り返すと、そのままチェッカーを受けた。


 ポールポジションスタートの佐々木は危なげない走りを披露し、2番手梅田に11秒差をつけ優勝。3番手には吉田がという結果となっている。


 また、第4戦の結果を受け、開幕3連勝を飾っていた堤のシリーズチャンピオンが確定。10月にアメリカで行われる世界一決定戦の出場権を獲得した。


 全5戦で争われるグローバルMX5カップ・ジャパン、シリーズ最終戦となる第5戦は9月24日(月・祝)に富士スピードウェイで行われる。


佐々木孝太がシリーズ初優勝を飾った
エンブレムクラスに唯一参戦した加藤仁(FRD)


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