転倒リタイアの中上貴晶「フロントタイヤのフィーリングが変わり、減速が難しくなった」/MotoGP第13戦オーストリアGP決勝

2022年8月22日(月)12時25分 AUTOSPORT web

 8月21日、2022年MotoGP第13戦オーストリアGP MotoGPクラスの決勝がオーストリアのレッドブル・リンクで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は決勝レース中にフィーリングが変わったことにより、転倒を喫してしまいリタイアに終わった。


 週末、何度か降雨に見舞われたレッドブル・リンクだが、決勝日午前のウォームアップ走行でも、小雨が断続的に降るコンディションとなり、セッション最後にはレッドクロスも掲示された。マシンの最終調整に挑んでいた中上だったが、難しいコンディションとなり、計11周回をこなしたが決勝に向けてのセットアップを進めることができず、1分31秒001の15番手となった。


 決勝レースは気温21度、路面温度23度のドライコンディションでスタートした。ホンダ勢トップの14番グリッドから決勝に挑んだ中上は、オープニングラップで15番手、さらに大混戦のなか2周目には18番手まで順位を落としてしまう。


 前を走るチームメイトのアレックス・マルケス(LCRホンダ・カストロール)を追いかけ、ランデブー走行で抜きつ抜かれつのバトル展開を繰り広げる。しかし10周目、アレックス・マルケスをぴたりとマークしたことで、フロントタイヤがオーバーヒートしてフィーリングが変わってしまい、ブレーキングに問題が生じ、7コーナーでフロントからスリップダウンを喫して、リタイアとなった。


 中上は得意とするレッドブル・リンクで、後方からの追い上げのレースに挑んでいたが、第10戦ドイツGP以来となる今季3度目のリタイアで終える結果となった。次戦、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催される第14戦サンマリノGPは、チームのホームレースとなるため、さらなるマシンの調整を行っていく。


■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(決勝:リタイア)

「今日はいいスタートを切ることができず、レース序盤に少しポジションを落してしまいました。その後、チームメートのアレックスを追う展開となり、次第にフロントタイヤのフィーリングが変わってきました。もしかすると空気圧の問題からかもしれません」


「そのためコーナーの減速がとても難しくなり、7コーナーの進入でフロントエンドから転倒し、僕のレースは終わってしまいました。とても残念です。チームに謝りたいです。幸い、ケガはありませんでした。次のミサノへ向けて引き続きがんばります」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第13戦オーストリアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第13戦オーストリアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第13戦オーストリアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第13戦オーストリアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第13戦オーストリアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第13戦オーストリアGP

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