“ポストD・シルバ”は攻撃陣に変化をもたらすのか? ソシエダ加入MF「僕はチームを助ける選手」
2023年8月22日(火)16時35分 サッカーキング
今夏に、10年ぶりとなるチャンピオンズリーグ出場権獲得の立役者となったダビド・シルバが大ケガにより現役を引退する緊急事態に見舞われたレアル・ソシエダ。予期せぬアクシデントで“稀代の魔術師”を失った同クラブは、その代役としてロシアが生んだ弱冠20歳の天才MFアルセン・ザハリャンを獲得している。
レアル・ソシエダとの契約期間は6年間で、背番号『12』を着用するザハリャン。“チュリウルディン(白と青)”のシャツを身に纏った同郷の先輩との秘話にも触れつつ、ザハリャンは「ラ・レアルのようなビッグクラブ、そしてサン・セバスチャンでプレーできることがとても嬉しい。僕にとってはビッグクラブだし、ずっとこのクラブやラ・リーガを追いかけてきた。ラ・レアルが僕に興味を示してくれたときから、ただここに来たいと思ったんだ」と告白。続けて「ヴァレリー・カルピン(1994年〜1996)とドミトリー・ホフロフ(1999年〜2003年)のふたりがここでプレーし、大きく貢献したね。ホフロフとはすでに話をして、おすすめの場所を紹介してもらった。それに、必要なことがあれば何でも相談に乗ると言ってくれている」と明かした。
19日に本拠地『アノエタ』で行われたラ・リーガ第2節セルタ戦はスタンド観戦となったが、プレーへの意欲をみなぎらせるザハリャンは「セルタ戦? もちろん出たかった。スタンドで座って見ているほうが難しいよ。まだ、次の試合でプレーするかはわからないけど、出番が来たときは自分の持っているものをすべて見せたい」と決意。さらに「自分を褒めることはあまり得意ではないけど、僕は攻撃するのが好きで、ゴールを決め、可能な限りチームを助ける選手ということは断言できる」と自身のスタイルをアピールしている。
ラ・リーガ開幕からの2試合は、どちらも先制点を挙げながらも逃げ切りに失敗しているレアル・ソシエダ。課題となっているのは試合を決定づける“追加点”だが、攻撃面での貢献を口にしたザハリャンがどのような変化をもたらしてくれるのだろうか。