マイケル・アンドレッティがF1参入に関心。既存チーム買収のため交渉開始か

2021年8月23日(月)15時2分 AUTOSPORT web

 アンドレッティ・オートスポートを率いるマイケル・アンドレッティが、F1への参入に関心を持っていることを認めた。既存F1チーム買収を検討し、すでに交渉をスタートしているとも伝えられている。


 マイケル・アンドレッティは、1978年のF1ワールドチャンピオンであるマリオの息子で、自身は1993年にマクラーレンからF1に参戦した経験を持つ。マイケルはF1では成功を収めることができなかったものの、CARTで1991年にタイトルを獲得しており、現在インディカーやフォーミュラEなどに参戦するアンドレッティ・オートスポートのオーナーを務める。


『RACER』によると、F1チーム買収を検討するアンドレッティは、ハースF1チームに打診をしたものの、それ以上の段階には進まず、他のチームに照準を移したという。アンドレッティは今、アルファロメオとウイリアムズに目を向けているようだと『RACER』は報じている。


 アンドレッティは『RACER』に対し、「実現すれば素晴らしいが、実現するまでには長い道のりを越えていく必要がある」と語った。


「適切な機会が訪れれば、全力で取り組むつもりだ。だが、まだその段階ではない」


 アルファロメオF1チームは、ザウバー・モータースポーツが運営している。ザウバーは2016年にロングボウ・ファイナンスに所有権が移った後も活動を継続、今年7月にはアルファロメオとのパートナーシップを延長する契約を結んでいる。ウイリアムズは、2020年にアメリカの投資会社ドリルトン・キャピタルに買収された。

アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィとウイリアムズのニコラス・ラティフィ

 現コンコルド協定では、F1チームが新規参戦する場合、2億ドル(約219億円)を支払う必要があると定められており、既存チームを買収して参戦する方が金銭的に有利であるとの見方もなされている。


『RACER』によると、米国証券取引委員会にアンドレッティ・アクイジションズ・コーポレーションという新たな特別買収目的会社の申請が行われたという。同社は、ニューヨーク証券取引所に上場して2億5000万ドル(約274億円)の資金を調達するという目標を宣言しているということだ。

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