ポルトで飼い殺しも…中島翔哉、ポルティモネンセ復帰の可能性消滅

2022年8月31日(水)5時53分 FOOTBALL TRIBE

中島翔哉 写真:Getty Images

 ポルト所属の元日本代表MF中島翔哉(28)は、ポルティモネンセに再び加入する可能性がほぼ消滅したようだ。30日、ポルトガル紙『O JOGO』が伝えている。


 中島翔哉は2019年7月、カタール1部アル・ドゥハイルからプリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ポルトへ完全移籍。しかしポルトで構想外となると、昨年1月にUAE1部のアル・アインへレンタル移籍。昨年8月にはポルティモネンセへ1年レンタルにより加入すると、リーグ戦22試合の出場で1ゴール3アシストをあげていた。


 ただポルティモネンセへのレンタル移籍期間は今年6月30日をもって終了。ポルトガル紙『ア・ボーラ』の報道によると、中島翔哉は今季もポルトで構想外とみられる中、膝に埋め込まれたプレートの除去手術により一時帰国。今月上旬にポルトガルへ戻ったが、今もなおポルトで個別トレーニングを余儀なくされているという。


 またポルティモネンセは以前からレンタルでの同選手再獲得にむけて、ポルトと交渉を重ねてきたとみられている。


 しかし『O JOGO』は今月24日に「ポルトは他選手の売却を終えたことにより、中島翔哉に関する問題の解決に力を注ぐことが可能になった。しかし完全移籍により放出できるという希望を持って、移籍市場終了間際までの決断先延ばしを決断した」と報道。


 『ア・ボーラ』は「中島翔哉は、ポルトへの復帰を保証するトルコや中国からのオファーを拒否した。彼はポルティモネンセ復帰を望んでいる。しかしFCポルトは当分の間、この状況を受け入れたくはない」


 「中島翔哉獲得の際に支払った移籍金1200万ユーロ(約15億7000万円)の回収はほぼ不可能であり、ポルトは損失を最小限に抑えようとしている」とし、選手サイドの考えとポルト側の意向が合致しない現状を伝えていた。


 その中、ポルティモネンセは主力センターバックのDFウィリアン・ローシャ(27)をCSKAモスクワへ放出。『O JOGO』は「ポルティモネンセがローシャの後釜確保を最優先事項に抱げており、ゴールキーパー獲得の可能性もある」と伝えている。


 一方で中島翔哉については「ポルトは新たなレンタルには応じず、完全移籍での売却を望んでいる。そのため中島翔哉がポルティモネンセに加入するのは、状況が好転した場合のみである。給与を負担する条件が整っていないため、この日本人の残留はほぼ不可能だ」と主張している。


 ドイツやフランスなど欧州主要国の移籍市場は閉鎖間近となっている。中島翔哉はこれまで中国やトルコからのオファーを拒否しているだけに、最悪の場合ポルトで飼い殺しとなる可能性も考えられる。

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