“踏襲”と“挑戦”で再び金星へ…森保監督、ドイツ戦に向けた決意「レベルアップしながら勝つ」

2023年8月31日(木)15時2分 サッカーキング

ドイツ代表との再戦に向けた決意を語った森保一監督 [写真]=Getty Images

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 日本代表を率いる森保一監督が、9月に行われる欧州遠征に向けた決意を語った。

 来月に行われる欧州遠征で、9日にドイツ代表と、12日にトルコ代表と対戦する日本代表。今回のメンバーには、主将MF遠藤航(リヴァプール/イングランド)やMF久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)、FW上田綺世(フェイエノールト/オランダ)らを順当に選出。加えて、GK大迫敬介(サンフレチェ広島)、DF森下龍矢(名古屋グランパス)、DF毎熊晟矢(セレッソ大阪)、MF伊藤敦樹(浦和レッズ)が“Jリーグ”から名を連ねている。

 とりわけ、9日に行われるドイツ代表との“再戦”は大きな注目を浴びている。昨年11月に行われたFIFAワールドカップカタール2022で日本代表はドイツ代表とグループEで同居し、MF堂安律とFW浅野拓磨の得点で2−1とジャイアントキリングを達成。最終的にこの勝敗が両国の明暗を分ける形となり、グループステージで敗退したドイツ代表の“正守護神”GKマヌエル・ノイアーは「日本戦で失敗した」と後に語っていた。

 あれから約10カ月、ドイツ・ヴォルフスブルクにて再び相見えるが、森保監督は、ドイツ戦について「大きなチャレンジをさせてもらう貴重な機会、試合と思っています。W杯が終わった後、選手たちも一様に『ドイツが一番強かった』と口を揃えていました。世界トップ基準を持つドイツと、ドイツの地で戦えることは全てにおいて経験値、レベルアップに繋がります。当然、難しい戦いになりますが、その中でも“レベルアップしながら勝つ”という目標を掲げて戦いたいです」と決意を語った。

 カタールW杯以降は『自分たちが主導権を握るサッカー』を標榜し、取り組んでいる日本代表。そのなかで迎える“格上”ドイツとの一戦については「ボールを保持してコントロールすることを目指していますが、全てがひっくり返って、支配して戦えることにはなりません。W杯でのいい守備からいい攻撃、粘り強く戦ったことが、試合をものにできた要因です。我々の強みやその試合でよかったことを忘れずに、ただ攻撃のパーセンテージやチャンスの回数を増やせるよう、しっかりベース作り、少しずつ積み上げていくことをチャレンジしていきたいです」と前回対戦の戦い方を踏襲しつつも、新たなチャレンジにも意欲を示している。

 続けて、森保監督は「試したいことはたくさんありますが、個においてもチームにおいてもドイツ代表という世界トップ基準の力のあるチームとの対戦で、現状の立ち位置を把握すること、それから、個としてもチームとしてもレベルアップできるように取り組んでいきます」としつつ、「システムはチャレンジしていきたい。今回も状況に応じて4バック、3バック。局面としてはマンマークのようなことも考えています。今はその選択肢を持っていますが、どうするかは選手が集まってから決めるつもりです」と明かしている。

 ドイツ戦は、現地時間9日 20:45(日本時間10日 03:45)キックオフ予定。トルコ戦は、現地時間12日 14:20(日本時間12日 21:20)キックオフ予定だ。

サッカーキング

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