ベティスの“生ける伝説”…ホアキン、リーガで出場したシーズン数が歴代最多タイの「20」に到達

2022年9月4日(日)19時26分 サッカーキング

レアル・マドリード戦で今季初出場を果たしたホアキン [写真]=NurPhoto via Getty Images

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 ベティスに所属している元スペイン代表MFホアキン・サンチェスが、ラ・リーガでピッチに立ったシーズンが通算20シーズンに達し、同リーグの最多タイ記録となった。

 ホアキンは昨シーズン限りで現役を引退する意向を示していたものの、7月6日にベティスとの契約延長を発表した。迎えた今シーズンは、ラ・リーガが独自に設けているサラリーキャップ規定の問題により、開幕からの2試合は選手登録が間に合わず。それでも、無事に選手登録が完了すると、8月26日に行われた第3節オサスナ戦(○1−0)で初のメンバー入り。同試合では出場機会が訪れなかったものの、3日に行われた第4節のレアル・マドリード戦(●1−2)では71分からピッチに立った。

 今季初出場を果たしたホアキンは、ラ・リーガで試合に出場したシーズン数が通算で「20」に到達。データサイト『Opta』によると、この数字は、かつてエスパニョール、バルセロナ、セビージャなどのクラブで活躍し、アトレティコ・マドリードやレアル・マドリードにも在籍した経験を持つ、元スペイン代表DFミケル・ソレール氏の記録に並ぶものだという。ソレール氏はキャリアを通じて国内クラブのみの在籍だったことに対し、ホアキンは2013−14シーズンからの2シーズンをセリエAのフィオレンティーナでプレー。2年間を国外で過ごしたにもかかわらず、ラ・リーガの歴代最多記録に並ぶこととなった。

 なお、これまでにベティスだけでなく、バレンシアやマラガといった国内クラブでもプレーした経験を持つホアキンは、昨シーズン終了時点でラ・リーガ1部での出場試合が「600」に達していた。フィールドプレーヤーとしては歴代最多で、GKを含めると元スペイン代表GKアンドニ・スビサレッタ氏が保持する「622」に次ぐ歴代2位の数字だ。昨季はラ・リーガで21試合、2020−21シーズンは27試合に出場していたことから、今季中に追い抜く可能性も低くはないだろう。

 昨季は切り札としての起用が多く、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝セカンドレグのラージョ・バジェカーノ戦では値千金のゴールをお膳立てし、決勝戦でもチームを勝利に貢献するプレーを見せた。ベティスで2度目となる同大会優勝を達成し、まだまだ活躍できることを証明している。41歳となった“生ける伝説”の今シーズンは、まだ始まったばかりだ。

サッカーキング

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