TJ手術を経験した米レジェンドが大谷翔平の”リリーフ転向”に持論 FA去就には「私なら2つの契約を用意する」

2023年9月6日(水)15時9分 ココカラネクスト

大谷は手術に踏み切るのか。その判断に注目が集まる(C)Getty Images

 エンゼルスの大谷翔平が右肘側副靭帯を損傷し、多くのファン、関係者は複雑な思いを抱くこととなった。ここ3シーズン、フル稼働していた「二刀流」でのプレーによる負担が大きかったことは確かであり、来季の大谷の試合出場もどのような形になるのか現在も見通せていないままだ。

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 球界を沸かせてきたスタープレーヤーのアクシデントには、各方面から落胆の声が聞こえている。現地時間9月5日(日本時間6日)、『FOX SPORTS』公式サイトでは、現役時代、ブレーブスなどで先発、リリーフとして活躍したジョン・スモルツ氏のコメントを紹介した。

「他の皆さんと同じように、私も彼にはとてもがっかりしている」

 大谷の故障についての心境を、そう述べているスモルツ氏は自身も現役時代、トミー・ジョン手術を経験した。キャリアの後半で手術を行い、復帰した2001年にはリリーフへ転向し、メジャー史上初となる200勝・150セーブを達成している。

 今回のトピックでは大谷のリリーフ転向について語ったコメントもみられ、スモルツ氏は「可能性としてはあると思う」としながらも「彼がいつ打席に立つのか、いつ準備をしなければならないのかを理解するのは非常に難しいことだろう。ご存知のとおり、8回か9回に打席に立つと、マウンドに上がるのは難しい」と論じており、「(大谷のリリーフ転向は)もうしばらく先のことだ」と見込みを述べている。

 さらに、大谷が今オフFAとなることについてもスモルツ氏は「確かに、それは今後の彼の契約に影響を与えるだろう」と指摘。その上で、今後結ばれるであろう新たな契約についても「彼はマウンドに戻るために、できる限りのことをしようとすると思う。私なら、非常にクリエイティブな交渉をして、彼のために2つの契約を用意する。1つは打撃の契約、もう1つはインセンティブ付きの投手契約だ」として、回復状況に合わせた契約が適していると持論を語った。

 またトピックの中ではスモルツ氏が「私は、彼がそれを手術せずに行けるとは思わない。もう1年投げられないことになる」とも予想したことも綴られている。

 すでに一度、肘の手術を経験している大谷が、再びマウンドに登るのはいつ、どんな形になるのか。今後も「二刀流」については、さまざまな可能性が議論されていくことになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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