「パドレスの枠をこえつつある」ダルビッシュ有が佐々木移籍に示した“真摯な姿勢”に反響止まらず「尊敬しかない!」

2025年2月4日(火)6時20分 ココカラネクスト

ダルビッシュが見せた真摯な姿勢に感動が拡がっている(C)Getty Images

 今オフ、大きく話題を集めた佐々木朗希の移籍先はドジャースに決着した。

 入団以来、5シーズンをNPBで過ごし、完全試合も成し遂げた右腕のメジャー挑戦には高い注目が集まっている。

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 また移籍先をめぐっては多くの球団がエントリーしたが、結局は当初から有力と見られていたドジャースに落ち着いたことで他球団からも恨み節ともいえる、厳しい声も聞こえてきている。

 そんな中でパドレスのダルビッシュ有が示した凛とした姿勢に反響が拡がっている。

 ダルビッシュは今回の佐々木の移籍に関して、パドレス側のキーマンとして交渉にからんだ食事会に主力のマニー・マチャドらとともに出席したことも知られている。

 2月1日(日本時間2日)にサンディエゴで行われたファン感謝イベントで報道陣に対応した際に、佐々木がドジャース入団を決めたことに関して「自分たちとしてできることは全部やったと思いますし、球団として素晴らしい迎え入れをしたと思う。それは本人のディシジョン(決断)なので仕方ないと思います」と冷静に話したと報じられた。

 ダルビッシュと佐々木の関係性といえば、2023年のWBCでも、こまめにベテラン右腕がケアしたことで佐々木が信頼を置いていることも知られていた。

 しかし今後は同じナ・リーグ西地区のライバルとして覇権を競うことになった。

 それでもダルビッシュは佐々木について「本人はどこかで苦しくなったりするだろうし、そこは分からないですけど、僕がもし頼られることがあれば、自分のベストは尽くしたい。それは人間として」と懐の深さを示したのだ。

 3日放送の情報番組「ひるおび」(TBS系列)では、ダルビッシュが佐々木について語ったシーンクローズアップ。佐々木を思いやるダルビッシュのコメントについて、出演していたMLBジャーナリストのAKI猪瀬氏も「パドレスの枠をこえつつある」と、ダルビッシュの深い人間性に改めて感服する場面もあった。

 メジャーではドジャース・大谷翔平がトップ選手として存在感を示しているが、ダルビッシュも日本人投手ばかりか、多くのメジャーの投手からもリスペクトされていることで知られる。

 今回の発言も自軍のことだけを考えるのではなく、野球界発展のために日本人選手全体の活躍を願う広い視野を感じさせる。

 この発言が日本にも伝わるとファンの間からも「めちゃくちゃ尊敬!」「人となりが伝わってくる」「素晴らしい人間性」「MLB日本人投手の心のよりどころ」など、たたえる声が続々とあがっている。

 今や日米の多くの投手陣の兄貴分ともいえる存在となった右腕の今季のパフォーマンスにも、期待が高まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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