「関心の次元を超えた」急浮上した三笘薫のバイエルン移籍情報に韓国メディアも驚嘆！「ソン・フンミンも行けなかったクラブに」

三笘のバイエルン移籍報道に、ソン・フンミンの母国でも反響が広まっている。(C)Getty Images

　日本代表MFの動静が国際的な話題となっている。現地時間5月23日、独衛星放送『Sky』は、ブンデスリーガの超名門バイエルンが今夏の移籍市場でプレミアリーグのブライトンに所属する三笘薫の獲得に本腰を入れたと報じた。

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　バイエルン移籍となれば、話題沸騰となるのは必至だ。ブライトンで絶対的な地位を確立してきた三笘は、今シーズンも大黒柱として孤軍奮闘。公式戦40試合で11ゴール、3アシストを記録し、声価を高めてきた。

　そんな28歳の日本代表ウインガーに熱視線を送るバイエルンは、ここ数週間で何度か、スカウティングチームをイングランドに送り込んでは熱心に視察をし、獲得を本格的に検討。すでに代理人との交渉者や面談も進めているという。

　三笘のポテンシャルの高さを考えれば、バイエルンが関心を示すのも無理はない。ただ、アジア人選手として大きなステップアップを果たす可能性に驚きの声は広まっている。韓国の日刊紙『朝鮮日報』は「ソン・フンミンも行けなかったバイエルンに、日本の三笘が代わりに行こうとしている」と報道。母国の大エースがかつて移籍を囁かれたメガクラブに、日本代表MFが移籍するというニュースを大々的に伝えた。

　また、韓国のスポーツメディア『OSEN』も「三笘がバイエルンのユニフォームを着る日が徐々に迫っている」と報道。英衛星放送『Sky Sports』のフロリアン・プレッテンベルク記者が自身のXで「三笘も今夏のバイエルン移籍に前向きな姿勢を示した」と伝えた内容をふまえ、「バイエルンの再編作業が本格化し、三苫獲得というニュースは単なる関心の次元を超え、現実的なシナリオに発展する雰囲気だ」と断言した。

　さらに『OSEN』は、「あの香川真司ですら成しえなかったプレミアリーグでの記録（シーズン二桁得点）を打ち立てた三笘は全盛期を過ごしているだけに、ブライトンも今夏の移籍市場が売却タイミングで見ている」と指摘。その上で、やはりソン・フンミンを引き合いに出し、「バイエルンは三笘のスタイルを肯定的に見ている。サイド攻撃の新しいパズルと考えられている」と指摘。そして、こうも論じている。

「もしも、三笘がバイエルンのユニフォームを着ることになれば、これまでくすぶってきたソン・フンミンのバイエルン移籍のシナリオは自然に消えることになるだろう」

　最大4500万ユーロ（約72億9000万円）で話し合いが進むとみられている三笘とバイエルンの交渉。その行方はアジアの覇権を争ってきた韓国サッカー界にとっても大きな関心を集めるものとなっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]