日本ハム・福谷 リベンジ3者連続K!前回登板での移籍後初黒星を修正1回完全 同学年女房役に感謝

2025年5月25日(日)6時0分 スポーツニッポン

 ◇パ・リーグ 日本ハム1—2楽天(2025年5月24日 楽天モバイル)

 雪辱のマウンドだった。日本ハム・福谷浩司投手(34)が24日、楽天戦の6回に3番手として登板し、3者連続三振の1回完全投球と完璧なリリーフを見せた。ピンチの場面で登板した前回登板は移籍後初黒星を喫していた右腕が、見事に修正。惜敗で連勝とはならなかったチームの中で、光明となった。

 ゆったりとした2段モーションから、球威たっぷりの球を投げ込んだ。6回に登板した福谷が、3者連続三振の完璧なリリーフ。それでも、常に向上心を持つベテラン右腕は結果だけに満足はしなかった。

 「内容だけを見ればこの上ない投球だったと思うけど、(肩の)つくりの段階では全然、良くなかった。実力不足と受け止めて気を引き締めてやりたい」

 14日のオリックス戦では2点リードの8回無死一、二塁のピンチで登板。首脳陣から経験豊富な右腕に火消し役を託されたが、1死を取った後に押し出しを含む連続四球で降板。その後に斎藤が満塁弾を浴びて逆転負けし、移籍後初黒星を喫していた。そこから中9日。ブルペンでは制球がつかず「しっちゃかめっちゃかだった」とうまく調整できなかったが、マウンドに上がれば別人だった。

 最速151キロの直球と、切れのあるフォークを織り交ぜ、太田、辰己、小森を連続三振斬り。「どうなるかなと思ったけど、意外といつも通りに投げられた」と快投を振り返った。その裏には同学年の捕手・伏見とのやり取りがあった。登板前にどうやって打者を攻めるか、戦略的な会話を交わし「そこで考えがシンプルになった。(伏見)寅威のおかげ」と感謝した。

 FA移籍1年目の今季は、救援として12試合に登板。いい時も悪い時もある。福谷は「結果でやり返したというよりかは、今日は今日、明日は明日と常に思ってまた準備したい」。結果に一喜一憂しない姿勢で、34歳を迎えた今も常に成長していく。(田中 健人)

スポーツニッポン

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