世界に挑むホンダのエース高橋巧「SBKへのルートができたら一番いい」

2017年9月8日(金)19時12分 AUTOSPORT web

 スーパーバイク世界選手権(SBK)にスポット参戦するMuSASHi RT HARC-PRO.ホンダの高橋巧が、SBKへの展望と、オートポリスで開催されている全日本ロードレース選手権第6戦への意気込みを語った。


 SBKの第10戦ポルトガルと第12戦スペインの2戦にスポット参戦する高橋。SBKを日本人ライダーが戦うのは2013年に芳賀紀行が参戦して以来、4年ぶりとなる。


 高橋が所属することになるのはレッドブル・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム。同チームに所属するステファン・ブラドルがポイントランキングで14位につける。

ステファン・ブラドル/レッドブル・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム


「マシン、タイヤ、コース、チームも全部が初めてです。状況がどうなのか何もわからないので、(レース)ウイークを通してうまく前進できればいいと思っています」と高橋はSBKでの展望を語った。


「(SBKのマシンよりも)全日本のマシンの方が(感触が)いいかもしれませんが、それは乗ってみないとわかりません。もしかしたらSBKのマシンの方が好みかもしれませんし、良いところもあるかもしれないです」


「(チームメイトの)ブラドルは、経験は豊富だと思いますが、負けてるとは思ってません。“負けてもいいや”という気持ちでいくのであれば参戦する意味がないので、勝負したいと思っています」


 一方、全日本ロードでは112ポイントを獲得してランキング2位につけており、トップの津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)とチャンピオン争いを展開している。このふたりの差はわずか5ポイントだ。


 オートポリス戦で行われたART走行では、1回目のセッションは3番手、2回目のセッションは4番手と上々のすべり出しをみせた。


「朝はハーフウエットの影響で試したいタイヤが試せなかったので、もう少し時間がほしかったです」と高橋。


「ですが、午後は赤旗になる前は(セットアップなどで)良い方向が見えてきたので良くなると思うし、どこまでいけるかはやってみないとわかりませんが、前回のオートポリスも良かったので、この流れならいけると思います」


「全日本でチャンピオンを獲ってSBKへのルートができたら一番いいと思っています。今は海外に行くルートがないので、自分が来年SBKに行けるとなったら、(ステップアップの)道もできるのではないかと考えています」


 SBKで高橋はどのような走りを見せてくれるのか。また全日本ロードでは自身初のチャンピオンを獲得することができるのか。高橋の活躍に期待したい。


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