ニッサン・e.ダムスを離脱のローランド、シーズン8はマヒンドラから参戦/フォーミュラE

2021年9月9日(木)14時0分 AUTOSPORT web

 マヒンドラ・レーシングは9月7日、2021/2022年のABBフォーミュラE世界選手権に向けたドライバーラインアップを発表し、同チームで2シーズン目を迎えるアレクサンダー・シムズのチームメイトに新加入のオリバー・ローランドを起用することを明らかにした。


 先日発表されたニッサン・e.ダムスの来季布陣においてその名がなく、チームから離れることが理解されていたローランド。彼は“古巣”のインドのメーカーに移籍し、シムズとともにフル電動フォーミュラーシリーズの“シーズン8”を戦っていくことになった。


 ローランドとマヒンドラの縁は2015年に遡る。現在29歳の彼は、当時のレギュラードライバーだったニック・ハイドフェルドが負傷により欠場を余儀なくされたため、プンタ・デル・エステE-Prixでマヒンドラのマシンを初ドライブ。同ラウンドでフォーミュラEデビューを飾った。


 その後、このイギリス人ドライバーは、ニッサン・e.ダムスのドライバーとして2018/19年から3シーズンにわたってシリーズにフル参戦し、優勝こそないものの表彰台を5回獲得。またポールポジションも5度獲得している。


 ニッサンからマヒンドラへと移籍したローランドは、「シーズン8に向け、マヒンドラ・レーシングに参加できることにとても興奮している」とコメント。


「新しいチームに移るのはもちろん大変だが、僕のフォーミュラEでの経験と昨シーズンのチームの結果を組み合わせることで、一緒にいくつかの素晴らしい結果を達成することができる可能性があると思う」


「アレクサンダー(・シムズ)がチームメイトになってくれて本当にうれしいよ。彼と一緒にクルマのパフォーマンスを最大限引き出し、チームに力強い結果をもたらすことを楽しみにしているんだ」


 対して同チームで2度目のシーズンを戦うシムズは、「今シーズンはチームの皆と一緒に仕事ができて楽しかったし、いくつかの好成績を残すことができた」と語った。


「シーズン8ではさらに多くの成功を収める可能性がある。そのために懸命に努力するつもりだ」


「また、非常に速く素晴らしいレーサーであるオリバー(・ローランド)と一緒に働くことを本当に楽しみにしている」

アレクサンダー・シムズ(マヒンドラ・レーシング)


 チーム代表のディルバーグ・ギルは、「オリバーがマヒンドラ・レーシング・ファミリーに戻ってきたことをとてもうれしく思う」と述べた。


「彼は2015年に我々の下でフォーミュラEのキャリアをスタートさせ、このシリーズで強力な実績を残してきた」


「私たちはグリッド上でもっとも強力なドライバーラインナップのひとつを持っていると信じており、アレクサンダーがもう1年、我々のチームとレースをすることをうれしく思っている」


 同氏はローランドに置き換えられるリンの貢献に対し、感謝の言葉を送った。


「2020/21年のフルシーズンと、その前季半年にわたってチームに貢献してくれたアレックス・リンに感謝したいと思う」とギル代表。


「私たちは一緒に忘れられない思い出を作ってきた。彼はマヒンドラ・レーシングの歴史書の中でつねに特別な位置を占めているんだ」

2020/21年フォーミュラE第13戦ロンドンE-Prixで優勝したアレックス・リン(左)と、マヒンドラ・レーシングのディルバーグ・ギル代表
左からアレクサンダー・シムズ、ディルバーグ・ギル代表、オリバー・ローランド

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