ドイツ戦勝因は森保采配「上田綺世基準に守備の決め事あった」代表OB掌返し

2023年9月10日(日)11時31分 FOOTBALL TRIBE

上田綺世 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、日本時間10日未明に行われた国際親善試合ドイツ戦で4-1と快勝。代表OBの城彰二氏が、勝因に「森保監督による守備面での決まり事」を挙げている。


 辛口評価で有名な城氏は先月31日、自身のYouTubeチャンネルを通じて森保采配に言及。「選手から聞いた話」として、以下のように守備面での問題点を語っていた。


 「選手にちょっと話聞いたんだけど、森保監督はあまり守備面の決め事がないみたい。ボールの奪いどころが全然分からない。遠藤航を中心にどうするのかということを現場でやっているみたい。でも選手って拠り所ないと難しい」


 「(日本代表の戦いを見ていて)結局前線は行くんだけど、(中盤以降が)押し上げないとか、どこに追い込んでボールを奪おうとしてるのかというのが全く見えない。そういうところを整備すれば、もっと良い形で守備から攻撃に行ける」


 同氏の指摘とは裏腹に、日本代表はドイツ戦でボール支配率32%ながらも、再三にわたり敵陣でボール奪取。FW伊東純也(スタッド・ランス)やFW浅野拓磨(VfLボーフム)らがゴールネットを揺らした。


 すると城氏は試合中にYouTubeチャンネルを更新。「森保ジャパンは守備に対して決まりがあまり無かったが、(守備面で)今までになかった部分が出た」と前置きした上で、以下のようなコメントを残している。


 「守備の時に、前線1トップのFW上田綺世(フェイエノールト)を基準にしながら、MF鎌田大地(ラツィオ)を前に出す。『4-4-2』というシステムに変えて、しっかりと中を絞る。そして高い位置を取って(守備の陣形を)コンパクトに保ちながら、縦パスを狙ってサイドに追い込んでいく。これがハマって、ディフェンスラインからのビルドアップを遮断したと思う」


 これまで何度も森保一監督の戦術に疑問を投げかけていた城氏。カタールW杯時につづくドイツ代表撃破をうけて、掌返しで森保采配を称えている。

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