内田がオウンゴール誘発!宇佐美が移籍後初弾!…両者の鮮烈デビュー戦は劇的決着

2017年9月10日(日)22時32分 サッカーキング

ウニオンに所属する内田篤人 [写真]=Bongarts/Getty Images

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 ブンデスリーガ2部第5節でFW宇佐美貴史の所属するデュッセルドルフと、DF内田篤人の所属するウニオン・ベルリンが対戦した。今夏2部へと移籍した宇佐美と内田はともにベンチスタートとなった。

 開幕から無敗をキープしている両者の試合は17分、ホームのデュッセルドルフが先制に成功する。左CKのこぼれ球をペナルティエリア内中央のマルセル・ゾボトカが右足でゴール左隅に押し込み、先制点を挙げた。

 失点を喫したウニオンは攻勢に出たものの、反撃にはつながらず、流れは再びデュッセルドルフに。27分、右サイドでパスを受けたベニト・ラマンがドリブルで中央に切り込んで左足を振り抜くが、これはわずかに枠の右。29分には、高い位置でボールを奪ったゾボトカがドリブルで持ち上がり、エリア内からシュートを放つが、相手GKのセーブに阻まれた。

 ウニオンは1点ビハインドで折り返したが、69分に試合を振り出しに戻す。右CKで、内田のライバルである右サイドバックのクリストファー・トリメルが中央にボールを供給。これにダミル・クライラフが頭で合わせると、シュートは左ポストを叩き、ゴールネットを揺らした。

 デュッセルドルフは74分、ラマンを下げて宇佐美を投入。ウニオンは75分、アカキ・ゴギアを下げて内田を送り出す。宇佐美と内田が新天地デビューを飾り、日本人対決が実現した。

 すると78分、エリア内右でパスを受けた内田が華麗なターンから中央へ折り返し。これが相手DFカーン・アイハンのオウンゴールを誘い、ウニオンが逆転に成功した。

 デュッセルドルフは83分、宇佐美がエリア内右から鋭いグラウンダーのクロスを送るが、これは相手GKにキャッチされる。それでも84分、ロングスローのクリアボールにエリア内中央の宇佐美が反応。右足ダイレクトボレーを叩き込み、同点ゴールを奪った。

 さらに終了間際の90分、デュッセルドルフはフロリアン・ノイハウスが右足ミドルシュートを決め、劇的ゴールで勝ち越しに成功。このままタイムアップを迎え、デュッセルドルフが3−2で勝利し、4連勝を飾った。一方のウニオンは今シーズン初黒星となった。なお、宇佐美は74分からの出場で移籍後初ゴールを記録。内田は75分から出場し、オウンゴールを誘発する活躍を見せた。

 デュッセルドルフは次節、17日に敵地でグロイター・フュルトと対戦。ウニオンは15日にアイントラハト・ブラウンシュヴァイクをホームに迎える。

【スコア】
デュッセルドルフ 3−2 ウニオン・ベルリン

【得点者】
1−0 17分 マルセル・ゾボトカ(デュッセルドルフ)
1−1 69分 ダミル・クライラフ(ウニオン)
1−2 78分 オウンゴール(カーン・アイハン)(ウニオン)
2−2 84分 宇佐美貴史(デュッセルドルフ)
3−2 90分 フロリアン・ノイハウス(デュッセルドルフ)

サッカーキング

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