日ハム・新庄監督 異例のTV出演に賛否の声「意外な効用」とは

2022年9月12日(月)11時39分 ココカラネクスト

 日本ハムは11日の西武戦(ベルーナドーム)に0ー3と今季18度目の完封負け。

 再三の好機はあったが決めきれず、先発ポンセは6回3失点と試合を作るも援護できなかった。新庄監督は相手先発の與座に関して「テンポがいい。タイミングを外すのがうまい」とコメント。対戦相手ながら、今季躍進しているサブマリンを褒めたたえる場面もあった。

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 一方、指揮官は試合後も活発に動いた。試合が行われた所沢からお台場に移動。10日に親交のあるタレントの中居正広から生電話で出演オファーを受けた「FNSラフ&ミュージック 〜歌と笑いの祭典〜」(フジテレビ系)に現役監督としては異例の生出演を果たしたのだ。

 フロントからはこの日の勝利が条件とされたが、結果は完封負け。それでも出演を「強行」。背景には野球界を盛り上げたい気持ちがあった。「プロ野球面白いじゃないですか。クライマックスシリーズもあって。キーポイントになるのがうちなんです」と史上空前の混パが続く中、熱い戦いをもっと多くの人に見てもらうために異例のシーズン中のバラエティー番組出演を快諾したという。

 同番組内では現在のパ・リーグの戦況を解説、乃木坂46による日本ハム発信の「きつねダンス」を鑑賞するなど、存在感を示した新庄監督。

 こういった新庄監督の動きに関して、ネット上ではぶっちぎりの最下位とチーム状況を踏まえて否定的な声もある一方、「野球人気の拡充につながる」など支持する声も一定数上がった。

 「今季はシーズン途中に巨人・原監督が朝の情報番組に出演したことも話題を呼びました。チームが苦しい時期にバラエティー番組に出演するのは賛否ありますが、各球団、人気低迷に歯止めをかけようと様々な施策に取り組んでいる。もっと野球界に目を向けてもらおうと新庄監督も行っていることで評価されてもいいのではないでしょうか」(放送関係者)

 勝利が条件としながら、完封負けでも同番組に出演したことで球団フロントからは「お叱り」も受けそうだが、「いいんですよ。明日怒られれば」と意に介さない様子を見せたビッグボス。就任当初から掲げている「球界全体の応援団」のスタンスは不変なようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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