今季初昇格の日ハム清宮幸太郎、二軍落ちした野村佑希に高木豊氏から猛ゲキ 「打てるという形を見せないと」

2024年4月19日(金)6時30分 ココカラネクスト

清宮の活躍が期待されている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 今春のキャンプ前に負傷離脱した日本ハム・清宮幸太郎がいよいよ1軍に合流する。18日に助っ人のアンドリュー・スティーブンソンが登録抹消したことで昇格が決まった。

 勝負をかけるプロ7年目の清宮はキャンプイン直前の自主トレ中に足をすべらせて負傷。左足首を捻挫し、痛恨の離脱となった。その後ファームでリハビリに努め、イースタンでは16試合に出場、打率・298、0本塁打、5打点。実戦の目途もついたことでGOサインを出した形だ。

【日本ハム】「厳しいことを言うけど…」清宮幸太郎&野村佑希に今最も必要なことについて語ります!

 一方で清宮が主に守っていたサードポジションは現在、郡司裕也が存在感を高めている。

 16日のソフトバンク戦(エスコンフィールド)では1点を追う3回一死一、二塁の場面で相手先発の有原からバックスクリーン左へ放り込み逆転2号3ランを放った。

 郡司といえば本職は捕手ながら、活躍の場所を増やすために清宮負傷もあって、新ポジションにチャレンジ。着々と結果を積み上げている。

 そして、ようやく1軍に合流する清宮には球界内からも様々な考察の声が出ている。

現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は4月18日に自身のYouTubeチャンネルに「【日本ハム】「厳しいことをいうけど…」清宮幸太郎&野村佑希に今最も必要なことについて語ります!」と題した動画を更新。清宮と野村について自身の見解を語っている。

 まず清宮に関して、高木氏は「新庄監督は年間通しての自覚が必要だと思っている」と指揮官の思いを代弁。さらにキャンプイン前の負傷ということで「厳しいのは最初つまずいた、ケガをした。ファームでも1軍でもみんな試合に出たい、貢献したいと頑張っている。そのスタートを遅れたこと事態が気に食わない」と直接的な表現で斬りこんだ。

 自主トレ中の不用意な怪我ということもあり「どこかにゆるみがあったんじゃないか。だから新庄監督も厳しく接していると思う」と話した。そして1軍で成績を残すためには自身の特徴をより強くアピールする必要があるとした。本塁打、守備力など含め、チームへの貢献をどのように果たすのか。

 遅れを取り戻すためにも「こういうものがアピールポイントなんだというのを見せないとダメかな」とより強くアピールする必要があるとした。

 一方、12日に登録抹消されたばかりの野村にも言及。今季開幕戦をサードで先発出場しながら、8試合に出場し、打率・077、0本塁打、0打点と極度の不振におちいり、2軍で再調整となった。

 野村の課題に対して高木氏は1軍の舞台では「結果にとらわれすぎ」としながら、バッティングスタイルでは「右肩が下がりすぎる」ことで バットの操作性にも影響を及ぼしているとして改善が必要とした。

 また2人の共通点として「一つの形 打てるという形を見せないと苦しくなる」とより具体的な貢献を求められているとした。ロマン砲として球団も期待をかけてきたが、なかなか定着できない。「チャンスはいくらでも与えたから それをものにしたのは万波」として昨年本塁打王にあと1本と迫る25本塁打をマークした万波中正がレギュラーをものにしたが、ほか2人は伸び悩んでいるとした。
  
 「彼らは確固たる素質はある」としながら、現在1軍では捕手出身の郡司が「1番・サード」で懸命にアピールを続けている。そういったことも受け、高木氏は「(ポジションは)ないし、ゲームに出られなくなる危機感まできているから」とより必死に取り組む姿勢があるとした。

 最後は「期待している」としながら奮起を求めていた。

 新庄監督にとっても勝負を賭ける3年目で成長を願う選手たちでもある。まず1軍昇格となった清宮の打撃に注目が高まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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