セルヒオ・ラモスのベシクタシュ加入は目前だった!? 交渉破談の経緯は「合意には至ったが…」

2023年9月12日(火)13時38分 サッカーキング

セルヒオ・ラモスのベシクタシュ加入は目前だった!? [写真]=Getty Images

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 ベシクタシュのセルハン・チェティンサヤ元副会長が、今夏の移籍市場におけるDFセルヒオ・ラモス(セビージャ)獲得交渉について語った。11日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 今夏の移籍市場でパリ・サンジェルマンを退団し、複数クラブから関心を寄せられていたセルヒオ・ラモスの新天地は、セビージャだった。かねてより、“ラブコール”を送り続けていた“古巣”に18年ぶりとなる復帰を果たした同選手は「故郷に戻ることは、この上ない幸せだ。ここに帰らなければ、どこに行っても意味がない。祖父、父、セビジスモ、そして(アントニオ・)プエルタに対する負い目があった」と決断の理由を語っている。

 そんなS・ラモスだが、一時はベシクタシュ加入が間近に迫っていたようだ。今夏に、クラブの副会長職を辞任したセルハン・チェティンサヤ氏は「我々はラモスの移籍を成立させるために懸命に働き、合意には至ったけど、最終的には実現しなかった。私はただ、ベシクタシュのファンとして彼を見たいと思っていたんだ」と告白。続けて「18、19日間に及ぶ交渉だった。他クラブからは(給与が)税抜2700万ユーロ(約43億円)のオファーを提示されたようだけど、彼にとってお金は二の次で、検討すらしていなかったよ」と明かした。

 また、「6つのクラブが競合した」と交渉の裏側を詳らかにした元副会長は「交渉開始当初は、彼はチャンピオンズリーグ出場権を保有していないクラブとの契約に難色を示していたけど、なんとか説得することができた。契約年数はセルヒオ・ラモスが望んだ2年間ではなく、1年間+1年延長オプション付帯でね」としつつも、「我々は、彼に年俸400万ユーロ(約6億3000万円)と契約ボーナス100万ユーロ(1億5000万円)、広告収入としてスポンサーから支払われる600万ユーロ(約9億4000万円)を約束した。ただここで、スポンサーが見つからない可能性に直面したんだ。この600万ユーロの支払いに疑念を抱いた会長の決断により、移籍から手を引かざるを得なくなった」と交渉破談はクラブ側の事情によるものだったようだ。

 今夏に提示された最高額の20分の1の年俸で、本懐を遂げたS・ラモス。ラ・リーガ開幕3連敗で最下位と、今シーズンもスタートダッシュに失敗したセビージャを救えるのだろうか。

サッカーキング

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