補強戦略への影響大? FIFA、レンタル放出選手数の上限設定を検討か
2018年9月14日(金)2時3分 サッカーキング
報道によると、FIFAが現行のレンタル移籍制度について検討を行っているという。『スカイスポーツ』は、FIFAのスポークスマンが「議論は継続中で、何も決まっていない」としていると報じたうえで、レンタル移籍で放出できる選手数が8名以下に制限される可能性を伝えている。
そして同メディアは、仮に制度変更が決まった場合に最も影響を受けるのはチェルシーであるとの見解も伝えた。同クラブはU−23チームも含め、実に40名もの選手を他クラブへレンタル移籍で放出している。
チェルシーは有望株がライバルクラブへ加入、流出することを避けるべく、数多くの若手選手をレンタル移籍での“武者修行”へ向かわせて試合経験を積ませる形を採用している。ただ、数年が経過してもチェルシーでプレーする機会のない選手、復帰することなくレンタル移籍を繰り返す選手も少なくないのが実情だ。
チェルシーに限った話ではないが、有望株の“過度な囲い込み”に基づいたレンタル移籍の多用には賛否両論があることも事実。仮に制度変更が行われた場合、各クラブの補強戦略や移籍市場に大きな影響が及ぶことだろう。今後の動向に注目が集まる。