まさに青天の霹靂 大谷翔平の“ロッカー騒動”は米メディアでも波紋「いなくなった」「エンゼルスでの時間は終わり」

2023年9月16日(土)18時0分 ココカラネクスト

欠場が続いていた大谷。彼の行動は小さくない波紋を広げている。(C)Getty Images

 まさに青天の霹靂といった様子だ。現地9月15日に本拠地で行われたタイガース戦後に大谷翔平(エンゼルス)が、クラブハウスのロッカーを空にし、その場を去っていたと、複数の米記者が一斉に報じた。

 米メディア『The Athletic』のエンゼルス番であるサム・ブラム記者がX(旧ツイッター)に投稿したところによれば、球団広報は「明言を避けた」。がしかし、大谷のロッカーは複数のシャツとバックを残しているのみ。ほぼ「空っぽになっていた」という。

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 大谷の状態はかねてから不安視され続けてきた。8月23日のレッズ戦で右肘側副靭帯を損傷。その後も打者として出場を続けていたものの、今月4日のオリオールズ戦前の打撃練習中に右脇腹を負傷。チームには帯同し続けていたが、11試合連続欠場を余儀なくされてきた。

 代理人を務めるネズ・バレロ氏が、今月6日の囲み取材で「どこかのタイミングで何かしら(手術など)治療をするだろう」と明言した通り、投手としての再起を望む大谷が、エンゼルスの地区優勝がなくなったこの日にレギュラーシーズンの切り上げを決断。早々に手術に踏み切る判断を下した可能性も考えられる。

 いずれにしても、大谷が突如としてロッカーから“消えた”という事実は米メディアを騒然とさせた。

 地元放送局『NBC Los Angeles』は「ロッカー、そして隣にある彼のエリアからも私物や野球道具のほぼすべてが持ち出され、オオタニはいなくなった」とクラブハウスの内情をリポート。「多くの記者たちが彼のロッカーが空になったと気づいた30分後、慌ただしくなったのを見かねた球団広報は『詳細は明日伝える』とした」と舞台裏も伝えている。

 また、中南米の野球情報を発信する米専門サイト『Al Bat』は一連の騒動をふまえたうえで「もうオオタニのエンゼルスでの時間は終わりだ」と断言。「シーズン中に起こしたオオタニの果敢な行動はエンゼルスに対するフラストレーションを表すようであり、FA後の再契約を後押しするものにはならないだろう」とも推察した。

 今オフにFAとなる大谷のロッカー整理が示すものは何か。球団による発表が待たれる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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