苦労を乗り越えた末の歓喜のシャンパンファイト! 藤浪晋太郎の進化への称賛「こっちまで嬉しくなる」

2023年9月18日(月)14時12分 ココカラネクスト

チームメイトからシャンパンを浴びせられ、笑顔を見せる藤浪。(C)Getty Images

 藤浪晋太郎にとって思わず笑顔がはじける喜ばしい瞬間だった。現地9月17日に行われたレイズ戦にオリオールズは5-4と勝利。7年ぶりとなるポストシーズン進出を決めた。

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 1点を追う9回に5番手で登板した藤浪は貫録のある投球を披露する。二塁打と四球で1死一、三塁のピンチを招くも、2/3イニングを1安打無失点で切り抜けた。これでメジャー自己最長となる7試合連続の無失点となった。

 相手打線をねじ伏せ、チームのサヨナラ勝利の呼び水ともなった藤浪。試合終了後には、チームメイトたちと「TAKE OCTOBER」(10月へ行こう)とプリントされた特注Tシャツを身につけ、勝利の美酒に酔いしれた。

 アスレティックスで迎えた開幕当初は4月時点での防御率は13.00。現地メディアからは「最悪の契約」(スポーツ専門サイト『Sportskeeda』)とも評された藤浪。それでも7月にトレードでオリオールズに加入すると徐々に成績が安定。制球難も改善の兆しが見え、貴重なパワーアームとして強力中継ぎ陣の一角に据えられ、ブランドン・ハイド監督も「私たちが求めているものを体現してくれている」と太鼓判を押す戦力となった。

 夏場に加わり、地区優勝へ邁進するオリオールズの貴重な戦力となった藤浪。この期待以上の働きを見せる29歳には、地元記者も賛辞を惜しまない。地元紙『The Baltimore Banner』のアンディ・コツカ記者は自身のX(旧ツイッター)で「文字通りチームの中心人物だ」と強調。シャンパンファイト中の振る舞いも含め、完全にチームに馴染んだ日本人右腕を称えた。

 ハイド監督に笑顔でシャンパンをかけ、喜びを爆発させた藤浪の姿には、日本のファンも歓喜する。Xには「海を渡って『アレ』しました」「持ってる」「日本代表の守護神として活躍してほしい」「こっちまで嬉しくなる」「WBCで大谷との夢の継投もあるな」「チームを救った」といったコメントが溢れた。

 苦労が絶えなかったメジャー1年目で美酒を味わった。この成功体験から藤浪がどう進化していくかは興味深いところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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