デル・ピエロが歴代ベスト11選出! バッジョとの逸話も披露「方言で話しかけてくれた」

2023年9月18日(月)19時18分 サッカーキング

『サカつくRTW』のイベントに出席した中澤氏、デル・ピエロ氏、プロデューサーの宮崎氏

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 株式会社セガが配信するスポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)のスペシャルイベントが18日に行われ、元イタリア代表のアレッサンドロ・デル・ピエロ氏がスペシャルゲストとして登場。元日本代表の中澤佑二氏やユーザーと交流した。

 2019年からゲームに実装されているというデル・ピエロ氏だが、「引退してから数年経つけど、今も皆さんがゲーム上で私をピッチに立たせてくれてることはうれしい」と感謝のコメント。

 イベントの企画では、『サカつく』になぞらえて、デル・ピエロが監督として歴代の選手たちからベストイレブンを選出した。

■GK
レフ・ヤシン
■DF
カフー
ガエターノ・シレア
フランコ・バレージ
ロベルト・カルロス
■MF
ヨハン・クライフ
リオネル・メッシ
ディエゴ・マラドーナ
■FW
ペレ
ロナウド
アレッサンドロ・デル・ピエロ

 デル・ピエロ氏は、「私より前の時代に活躍した選手もできるだけ入れたかった」として、ヤシンやシレアといったメンバーを選出した理由を説明。「歴史的、アイコニックな存在」と称した。イタリアならではの悩みとしてセンターバックのチョイスは難航したようだが、「バレージやシレアはディフェンスのコンセプトを作り上げた存在」として選び、「パオロ・マルディーニやアレッサンドロ・ネスタ、ファビオ・カンナバーロも選べなかったけど、ベンチに置くよ」と笑った。両サイドバックについては、「対戦相手として嫌な存在だった」と、自身の経験を元に決めたようだ。

 中盤は歴史に名を刻む攻撃の名手を並べたが、「バランスを考えると、すごいことになるけど…」としつつ、「ミッドフィルダーを3人選べとなれば、当然この3人」と選択。

 前線の選手については、「ペレは3回のワールドカップで素晴らしい結果を出した偉大な選手」と表現。自身と同時期に活躍した“怪物”ロナウドについては「私が説明するのも不要な選手だよ」と称えた。自身を選出した理由については、「こういう素晴らしい選手たちと一緒にプレーしたいと思っているからこそ、自分も入れた」と話している。

 デル・ピエロ氏自身は現在、監督ライセンスを取得中で、今年中には取れる見通しとのこと。今回のベストイレブンについては、「あくまでファンタジー。すごく良い試合を1試合はしてくれるけど、リーグを戦えるかというと…」と笑いつつ、「ただ、メッシはいつでもどこでもプレーできるので、彼がいることが現代サッカーでも戦えるためのカギになるかもしれない」と、インテル・マイアミでも輝きを放つアルゼンチンの英雄をキープレーヤーに挙げている。

 イベントではユーザーなどからの質問にも丁寧に回答。2、3年のうちには監督業にも挑戦したいというデル・ピエロ氏は、「マルチェロ・リッピやファビオ・カペッロとも話したことがあるけど、監督をすることになれば私のスタッフも一緒に仕事をすることになるけど、チームにもともといるスタッフたちともうまくやるが必要があるので、それを考えなければいけないと言われた」と、イタリア代表などを率いた名将たちからのアドバイスも明かしている。

 さらに、希代のファンタジスタであるロベルト・バッジョ氏とのエピソードがあるかと問われると、「彼とは今もいい関係なんだ。お互いに忙しいから最後に会ったのはカタールのW杯で、そこで数日過ごした。イタリアは地域ごとの方言が多く、言葉がわからないこともあるんだけど、私と彼の方言は似ているんだ(ともにヴェネト州出身)。私は18歳でユヴェントスに加入したけど、ユヴェントスには当時、すでにロベルト・バッジョがロベルト・バッジョとして存在していたんだ。でも、最初に方言で話しかけてくれて、以来、彼とは方言で話している。最初に方言で話しかけてくれたことが印象に残っているよ」と、バッジョの心遣いと、一気に距離を縮められたエピソードを披露してくれている。

サッカーキング

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