10月のWTCR世界ツーリングカーカップ鈴鹿ラウンドは東コースでの開催が決定

2019年9月19日(木)17時20分 AUTOSPORT web

 鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは、10月25〜27日に開催されるWTCR世界ツーリングカーカップ『JVCKENWOOD Race of Japan』について、1周2.243kmの東コースで開催すると発表した。過去にWTCC時代に東コースで開催されたことはあるが、WTCRとなってからは初めての東コース開催となる。


 2018年からTCR規定のツーリングカーを使用して開催されているFIA WTCR世界ツーリングカーカップ。WTCC時代はツインリンクもてぎを舞台としていた日本ラウンドは18年からふたたび鈴鹿を舞台としていたが、2019年の開催は1周2.243kmの東コースで開催されることになった。


 この変更の理由について、モビリティランドの田中薫社長は「WTCRをスーパーフォーミュラとともに”4&4レース”と銘打って開催することから、昨年来、お客様によりお楽しみいただけるレースフォーマットを、FIAとユーロスポーツイベント、鈴鹿サーキットの3者で協議してまいりました。新たなコース設定を了解いただいたFIAに深く感謝いたします」と説明した。


「この変更にあたっては、FIAの基準に準拠したウレタンバリアの撤去などを実施しますが、エンターテインメント性が高まることを目的に、規定に則っての開催に合意いたしました」


「東コースでの開催により、WTCRの魅力である、時に接触をもいとわない接近戦が、同時にさまざまなコーナーで繰り広げられる様子を、まるでスタジアムでの観戦のようにお楽しみいただけることと思います。エキサイティングな週末に、どうぞご期待ください」


 田中社長の説明するとおり、東コースで開催することによってすぐにマシンがメインストレートに戻ってくる。またストレート〜2コーナー、S字、最終コーナーとすべてに観客席があることから、どこからでもレースを楽しむことができそうだ。WTCC時代と異なり、TCR規定に変わったことで東コース開催がどんなレースを生むのか、楽しみなところだろう。


 このWTCR JVCKENWOOD Race of Japanは、全日本スーパーフォーミュラ選手権との同時開催となるが、もちろんスーパーフォーミュラはフルコースでの開催となる。

2018年WTCR鈴鹿 エステバン・グエリエリを先頭としたバトル


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