元王者ローブ「首位に立てるとは予想していなかった!」/WRC第5戦トルコ デイ1後コメント

2020年9月19日(土)14時37分 AUTOSPORT web

 9月18日、WRC世界ラリー選手権第5戦トルコはデイ1のSS1〜2が行われ、元シリーズ9連覇王者のセバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)が競技初日の総合トップに立っている。そんなラリー・トルコの初日を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。


■Mスポーツ・フォードWRT


●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合6番手


テーム・スニネン
「今日のふたつのステージでは、できる限り激しくプッシュしようとしていた。パワーステージを走るようにね。なぜなら明日の出走順がとても重要になるからだ」


「自分たちのパフォーマンスにはとても満足しているよ」


「でもまだ先は長いね。タイヤやサスペンションを傷めてしまうような多くの岩を見つけたから、タイムを出しつつも、慎重にクリーンな走行をする必要がありそうだ」

テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC) 2020年WRC第5戦トルコ


●エサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合8番手


「スタートはかなり良かった。マシンの感触は良かったし、ドライビングも順調だった。でも、最後のステージで小さなトラブルがあったんだ」


「右のフロントをぶつけてしまい、パンクしたかと思った。でもそれはソフトダンバーか何かだったかもしれない」


「ステージの終盤でまたトラブルが出てきて、数秒を失うことになったが、この数秒は今夜はとても重要だった」


「明日の出走順は難しいものになるよ。それでも僕たちはベストを尽くす。長いラリーだから、長丁場に備えることが重要だ」

エサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC) 2020年WRC第5戦トルコ


●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合9番手


「何の問題もなく無事にマシンを戻すことができたから良かったよ(編注:グリーンスミスはシェイクダウンでコースオフを喫した)。でも、もう少しいい結果を期待していた」


「シェイクダウンではミディアムタイヤで良い感触をつかんでいた。しかし、今日の午後はハードタイヤでいったんだ。経験がなかったから最初の走行ではマシンをうまく扱えずに苦労した」


「その後のタイムはとても良かったから、少々チャンスを逸してしまったと感じている」


「だが、今では明日が楽しみだよ。僕の出走順からすると簡単にはいかないが、ステージは僕のお気に入りの場所のひとつだから、戦いに加われることを願っている」

シェイクダウンでタイヤトラブルに起因するコースオフを喫したガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) 2020年WRC第5戦トルコ


■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT


●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合2番手


「ラリーの良いスタートを切れたし、最初のステージではコンディションも良かった」


「多少土埃が上がっていたが、ふたつ目のステージではさらに酷かった。こうしたコンディションで不必要なリスクを取りたくなかった」


「マシンの動きは順調で、ヒュンダイi20クーペWRCは最初のステージで、そのスピードを示し(ヒュンダイ勢が)ワン・ツー・スリーを占めたんだ。ポジティブな面を見なくてはならない」


「今晩は首位に近いところの2番手にいる。このラリーがタフで過酷なことは分かっている。明日は集中して、首位争いに絡んで1日を終えることを目標にしているよ」

ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ) 2020年WRC第5戦トルコ


●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合7番手


「難しいラリーのスタートになった。ステージは実際のところかなり良い状態だったが、2番目のステージでは土埃がかなり酷かったんだ」


「ラリーの序盤でリスクをとる準備はできていなかった。このような状況に陥らないと、昨年心に決めたことをはっきり覚えているから、とても期待外れな気分だよ」


「それでもイベントは長い。過酷なラリーになるが、あらゆることが僕たちの前に待ち受けている。今日はマシンの感触は良かったから、明日は視界が良くなって、もっとプッシュできることを願っている」

オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC) 2020年WRC第5戦トルコ


●セバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合首位


「僕はつねに先頭で戦うことを望んでいたが、正直なところ首位に立てるとは予想していなかった! 僕にとっては新しいラリーだから、その点では不利だと感じていたんだ」


「スタートからマシンの感触はとてもよかったし、ペースノートが正確だったことにも満足している。僕たちはすぐにリズムをつかむことができた」


「有利な出走順になるためにはスタートからペースを出していかなければならないと分かっていたから、首位になれて本当に素晴らしいよ」


「2番目のステージでは、ロードセクションに土埃が舞い上がっていたから、ペースノートを完全に信頼するしかなかった。僕たちは良い調子に乗れているから、このまま続けていきたいと期待している。まだ先は長いけれどね」

セバスチャン・ローブ(ヒュンダイ) 2020年WRC第5戦トルコ


■TOYOTA GAZOO Racing WRT


●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合3番手


「総合3番手は予想以上の順位だ。良いスタートを切れたことをうれしく思いうよ。出走順が1番だった今晩のステージは予想どおり非常に滑りやすく、本当に大変だった」


「しかし、自分たちの持てる力をすべて出し切り、特に2本目のステージは、パワーステージに挑む時のように全力で走った」


「ダストの中を走らずに済んだのは少し有利だったと思いますが、路面をクリーニングしながらの走行は本当に大変だったね」


「これから始まる長い戦いに向けて、出走順を改善できたのはうれしいが、まだまだやるべきことは多くある」

セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ


●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合4番手


「今晩のステージが鍵を握っていることはわかっていたし、明日ベストな出走順を得るためには、最高の力を発揮しなければならないと思っていた」


「正直言って、最初のステージはグリップの高さに驚き、スタート後の数キロは走りのリズムをつかめず、あまりハードに攻めることができなかった」


「その後は調子が上がり、良いフィーリングで走ることができた。2本目のステージは前のクルマが舞い上げたダストがかなり多く、視界不良でタイムを失ってしまったけれど、全体的には悪くない夜だった」

エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ


●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合5番手


「良いスタートになった。今朝のシェイクダウンでは、1本目からすぐに良いフィーリングを感じることができたんだ」


「今晩最初のステージは、予め予想していたように、タイヤの摩耗とペースを見極めるため少し慎重に走る必要があったが、次のステージでは既にペースをつかんでいた」


「順位を上げられたことで、明日の出走順がかなり有利になったのはうれしい限りだ。今日のようにペースを上げていくことができたら、きっと表彰台も狙えるだろう」


「問題と無縁な、クリーンなラリーを戦えるように頑張るよ」

カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ

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