K2 R&D LEON RACING 2018スーパーGT第6戦SUGO レースレポート

2018年9月20日(木)10時21分 AUTOSPORT web

2018 AUTOBACS SUPER GT
Round.6 IN SUGO 300km RACE


厳しい状況からポイント獲得!


9/15(土) 公式練習9:00〜10:35


天候:曇り〜雨 路面:ドライ〜ウエット 気温:21℃ 路温:23℃


 2018 AUTOBACS SUPER GT第6戦が宮城県のスポーツランド菅生で行われた。
 シリーズも終盤戦に突入し、今大会は全チーム、シリーズ最重量のハンディウエイトを積んでのレースとなる。ここまで着実にポイントを獲得しているK2 R&D LEON RACINGは、78kgのハンディウエイトを積んで今大会に挑む。


 今シーズンも今大会を含め残り3戦。チャンピオンシップ争いに名を連ねていくためにも、重要な1戦になる。


 どんよりとした曇り空のもと、公式練習が始まる。黒澤選手から走り始め、マシン、路面コンディションを確認しながら周回を重ねる。途中、蒲生選手に交代しメニューを進めるも、45分が経ったあたりから雨が降り始めコース全体がウエットコンディションとなる。


 コンディション変化によりメニューをすべて消化できなかったが、9番手で公式練習を終えた。


公式予選 Q1 A組 14:00〜14:10 B組 14:15〜14:25 Q2 14:50〜15:00


天候:曇り 路面:ドライ 気温:23-25℃ 路温:26-29℃


 今大会の予選Q1は通常と違い、AグループとBグループの2グループに分け予選を行い各グループの上位7台がQ2に進む新方式で行われた。LEON CVSTOS AMGはAグループ、蒲生選手が担当する。


 午前中に降っていた雨も止みコース上もドライとなったが、微妙なコンディション。セッション開始と同時にコースインし、コース状況を確認しながら慎重にタイヤを温めアタックに備える。


 4周目、5周目とベストタイムを更新し、一時はトップに位置していたが最後にタイムを更新され3番手で終えた。


 予選Q2をドライブするのは黒澤選手。セッション開始と同時にコースインし、タイヤを温めアタックを開始するがタイムを思うようにマークできず苦戦を強いられ、14番手でQ2を終えた。


 明日は14番手と厳しい位置からのスタートとなるが、重要な1戦でポイント獲得を目指す。

LEON CVSTOS AMG


9/16(日) 決勝14:00〜


天候:晴れ 路面:ドライ 気温:25-26℃ 路温:35-38℃ 


 昨日とは打って変わり、秋晴れとなった決勝日。


 ウォームアップ走行では、マシン、路面コンディションの最終確認を行い決勝に備えた。パレードラップ、フォーメーションラップを終え7列目14番手から黒澤選手がスタートを切る。


 オープニングラップで1つポジションを落とし15番手で戻ってくる。ポジションを挽回すべく攻めの走りで前車を追うも、78kgのハンディウエイトを積むLEON CVSTOS AMGはなかなか追い詰めることができず厳しい状況が続く。


 そんな状況を変えるためチームが動く。全車のなかで一番早い22周目にピットイン、蒲生選手に代わり、タイヤ交換・給油を行いコースに戻る。


 狭いコースではコース上で抜くことが難しく、ピットインのスピード、タイミング等が重要となる。しかし、大きくポジションアップすることができず、全車ピット作業を終えた時点で13番手を走行する。


 その後、前車を猛追しながら走行を重ね、ライバル達のトラブルもあり、ポジションを10位、9位、8位と上げていく。更なるポジションアップをすべく攻めの走りを続けていた時、64周目にクラッシュ車両の回収の為セーフティーカーが入り、前車とのギャップが無くなりポジションアップのチャンスが訪れる。


 70周目に残り6周でレースが再開されると、逆に後方から猛追してきたマシンにパスされてしまいポジションを落してしまう。


 団子状態のまま走行は続き76周にチェッカー、結果はポイント獲得圏内の9位となった。レース後に他車のペナルティーが課せられ正式結果8位となった。


 78kgのハンディウエイトを積み、予選結果は厳しかったが貴重な3ポイントを獲得した。ランキングは42ポイントで4位となりトップとの差は10ポイント。シーズン残り2戦、チーム一丸となり戦う。

LEON CVSTOS AMG


溝田監督


 予選14番手と沈んでしまい、ピット作業で勝負に出ましたが上手くいきませんでした。当初の目標であった連続完走・入賞の目標は達成できましたがランキングを1つ落としてしまったことが残念です。


 次のオートポリスで、少しでもランキングトップに近づける様に頑張ります。


黒澤選手


 今回のレースは予選・決勝共に苦しい戦いでした。前車を抜けるタイミングがなかなか無く、抜くことができませんでした。そんななかでも、ポイントを取れたことは良かったです。


 今年も残りは2戦、悔いの残こらぬ様に全力で走り、勝利を狙って行きたいと思います。


蒲生選手


 今回の菅生は、予選から決勝にかけて厳しいレースになりましたがチーム全員がミスなく仕事をこなすことができ、8位でポイントを獲得できました。あと2戦もミスなくレースをして、優勝を狙って行きます。


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