TCR:各シリーズ上位ランカー出場の世界一決定戦、10月末にアドリアで開催

2017年9月23日(土)6時23分 AUTOSPORT web

 2017年10月29日にイタリアのアドリア・レースウェイでの開催が発表されていたワンオフ・イベント、『TCRヨーロピアン・トロフィー』の概要が発表され、各シリーズ上位ランカーが参戦する”世界一決定戦”イベントのフォーマットが明らかになった。


 今季ここまでに、インターナショナルを含む各リージョナル、ナショナルシリーズに1戦でも参戦した経験を持つドライバーがエントリー対象となり、インターナショナルに関してはランキング上位10名までは無条件で参加資格を満たすこととなる。


 また、各シリーズからのワイルドカードは、シリーズプロモーターの判断で参加資格が付与される。

参加台数により、フォーマットA、フォーマットBと、異なるレース形式が採用される


 このアドリアのイベント週末に33台以下のエントリーしか集まらなかった場合、週末のスケジュールはインターナショナルのフォーマットに基づき、2回の予選、2回の決勝レースを行い、それぞれのレース距離は最長25分+1ラップとされる。


 また、32台以上のエントリーが集まった場合には、2グループに分割された上で2度の予選を実施。さらに20分間+1ラップの”クオリファイ・レース”が2ヒート行われ、さらに決勝前に20分+1ラップの”リピートレース”を経て、35分+1ラップの決勝が実施される。


 このふたつのフォーマットにより、与えられるポイントシステムも異なり、イベントが33台未満となった”フォーマットA”形式の場合、こちらもTCRインターナショナル・シリーズと同様のポイントが与えられ、予選最上位から上位5名にも同様の予選ポイントが加算される。


 そして決勝は、FIAの標準的な制度にならって優勝の25ポイントから18、15、12、10、8、6、4、2、そして1と、トップ10入賞者にポイントが贈られる。


 そして32台以上での開催となる”フォーマットB”形式の場合、予選レースから優勝25ポイントが加算され、トップ10入賞者にポイントが入ると同時に決勝レースへの出場が確約される。


 この予選レースでカットラインから脱落したエントラントにも”リピートレース”への出走機会が与えられ、この20分+1ラップのヒートでトップ6に入ったドライバーは、決勝の最後尾6グリッドからのスタートが認められる。

すでに数多くのリージョン、ナショナル選手権が存在するTCRだけに、ポイント狙いの参加者が見込まれる


 この決勝レースのポールポジションは、2回開催される予選レースの内で最短レース時間を記録したドライバーのものとなり、予選レースでのファステストラップも考慮され、もう一方の予選レース勝者がフロントロウ2番グリッドに並ぶ形となる。


 このTCRヨーロピアン・トロフィーの勝者には、自身がドライブしたマシンのロードカー・バージョンが賞品として贈られることにもなっているが、こちらの詳細は追って発表される見通しだ。


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